2005/08/03(水)10:14
古きものを生かす! イタリアの工事現場
フランス&イタリア、ともに古い街並みを生かしています。
石畳や石積みの壁、隙間に埋められた漆喰(しっくい)との色のバランスが
見事で、補修した箇所ですら新しく作ったオブジェみたいに見えてくるのは
私の思い過ごしでしょうか?
イタリアのモンテカティーニの町で見かけた工事現場を見ていましたが、
実に念入りに、丁寧に、元からあるものとの整合性を保とうと努力をしている姿が、
「工事現場の、ただのおっちゃん!のうしろ姿」からも感じられます。
スピードという点から考えると、たしかに遅いかもしれませんが、自然を生かし、
古きものを生かす! という視点からながめると、ヨーロッパの文化遺産を維持し、
残されていくための土壌が、ほとんどすべての国民の中にあることが解ります。
日本の工事現場といえば、ブルトーザーですべてをいっきに壊して、
ハイ! おしまい! 次の新しいものを作ってしまう。
京都とか奈良、飛騨高山とか、日本にも古い建物が残されていますが、
ごく一部の限られた世界のことで、街中どこでも絵になるところは少ない
のではないでしょうか?
日本は、破壊と消費の文化なのでしょうか?
整合性のない日本の街づくりは、ある意味で文化を感じさせませんね。
木や紙の文化と、石の文化の違いもあるでしょうね?
それぞれに、良い点も悪い点もあるでしょうが、無駄を省き、合理的な社会
を創り上げていかなければならないと感じました。
けっして、目の前の利便性だけにとらわれることなく・・・・・
『あぁ~~! もったいない! もったいない!!』
古いものを捨てられなくて、家中がガラクタばかりになってしまうのは、
日本の文化を守ろうとしているためなのだ!!
(かぁ~ちゃん! 言い訳 ごめん!!)
ハハハ(汗!)
ちょっとずつ復活していますが、まだまだです。
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