2012/09/08(土)20:05
合成写真?
皆さん、こんにちは!
(株)吉田アイエム研究所の吉田 透です。
早いものでもう9月ですね。
鹿児島はまだまだ残暑が厳しく、また時折スコールのような大雨が降ったり、
なんだか熱帯的な気候になってきたように感じます。
今年は、全国各地で、落雷の被害なども多いようですね。
皆さんもお気を付けください。
さて、先週花火の写真を掲載しましたところ、ご覧いただいた方から、
合成写真では? という、質問がありましたので、お答えします。
まず、合成写真は一枚もありません!
花火の写真は、カメラを三脚にしっかり固定して、シャッターを10~30秒
と、長時間開けた状態にして撮ります。
そのために、花火がいくつか重なりあって、美しい姿をあらわします。
一枚目は、1枚の写真の中に2発の大きな花火が写っています。
2枚目と3枚目は、同じ場所から、2台の別々のカメラで撮ったものなんです。
右の写真は、左の写真のシャッターを切った後に、4~5秒遅れてシャッターを切ったものです。
赤と緑の松葉状の花火が上がって、消えかけたころに、右の菊花の花火が遅れて上がったのです。
↓この写真には7発ほどの花火が写っていますね。
↓この写真は、グリーンと赤の2発の花火が写っています。
↑この写真は、海が赤く染まって、夜景の黒と赤の対比が良いですね。
私の好きな写真です。
先週も書きましたが、写真は場所取りが大切で、同じ場所に数年通わないと
よい写真は撮れませんね。
なぜなら、どこからどの高さで、どんな花火が上がるのか?
その場所に行ってみないと判らないからです。
花火師さんの考えている花火構成と、私の感覚がぴったりと一致した時に初めて
タイミングの良いきれいな写真になります。
私は、最低2台はカメラをセットして、少しずつタイミングをずらして撮るのです。
よい写真になるか? ならないか? は、シャッターを切るタイミングとシャッターを
閉じるタイミングによって決まります。
頭の中で花火の重なり具合をイメージして、シャッターを切りますが、
なかなかうまく撮れませんね。(笑)
そんなわけで、写真は明るさの調整以外は、合成とかの加工は一切しておりません
ので、ご報告いたします。(笑)
(株)吉田アイエム研究所
吉田 透