2011/01/21(金)10:52
鹿児島県伊佐市周辺の神様仏様 その3~田の神様~
供養塔編を終了して、続いては「田の神様」。
こちらでは、「たのかんさあ」と言うらしいです。この「田の神」様も、地元山形ではお見かけすることのできない神様。
こちらは本当に神様と人間の距離が近いなあと感じます。 で、さっそく本題。
こちらは、朝、湯之尾神社のすぐ近くで見つけた田の神様。
赤く塗られてます。
この赤が、どうも田の神様のポイントの一つのようです。 こちらは、南方神社の田の神様。
天明元年に造られたものだそうです。
神官型?とでも言いましょうか…
端正なお姿です。
塗りはナシ。 とっても田の神様らしいタイプ。
といっても、私の思い込みですが。
こちらも、塗りはナシ。
手にはしゃもじ。で、この田の神様、うしろ姿を拝見すると…え~…男性器をかたどっているのだとか…
そう見えます?まあ、田んぼを見据えてしっかと立ってはいらっしゃいます… こちらは、神官型塗りアリタイプ。
体はあくまでも赤く、肌はあくまでも白く…
田の神様を塗る時の基本らしいです。こちらのお背中はふつう…
なんとなくたそがれた感じではありますが。
で、やはり眼下には田んぼ。
目の前の田んぼはこの神様の管轄なんでしょうかね。 こちらは、石に浮き彫りタイプ。
やはり、体は赤、顔は白。 こちらも、田の神様。
よくみると、ちゃんと石にお姿が彫り込んであります。
さらに、下の方に「田之神」と書いてあります。
まちがいなく、田の神様。 これは…カオナシタイプ?
体は赤く、顔は白く。
さらに、お背中見なくても後姿の想像がついてしまう…
れっきとした田の神様。 こちらも、(私の考える)スタンダードタイプ。
手にしてらっしゃるのは、鎌と稲束?
ものすごく分かりやすいですね。
たしか、何かで見た神楽の田の神様は、でっかいしゃもじを持ってたような…で、この田の神様のうしろすがたが、冒頭の写真。
やっぱり、ナニ型のようです。 ふ~む。
わずかな出会いではありましたが、なんとなく田の神様が見えてきたような気が…
豊饒と繁栄の神様なわけですね。
スタイルは様々なれど。
こんな神様達が見守っててくれる田んぼはいいな~
と、思ってしまいました。次回につづく。 よろしければ、どうぞ↓ ←鹿児島産です。