【現場解説】ツーバイフォーはクギ命
テニスを頑張ってきたらしく、燃え尽きて、灰色の男。。。そんな漢をパパにもつ、はい、わたしがかっちんです☆さて、今日も現場はおやすみなので、『現場解説』 φ( ̄∇ ̄o) いってみよう♪今日は枠組壁工法(ツーバイフォー)についての解説です。【枠組壁工法はクギが命】軸組工法が柱と梁のような「線」で建物の基本を構成するのとは異なり、枠組壁工法(ツーバイフォー工法)では、「壁」で建物を構成します。その壁は通常、合板(ごうはん)と、クギを打ち付けるための木材(スタッド)で作られています。枠組壁工法でも軸組工法と同様、金物が取り付けられますが、それらもクギで留めつけるのがほとんど。そのため枠組壁工法では、クギの留め付けが非常に重要です。それぞれのクギの取り付け位置・用途と、クギの名称は以下の通りです。 これらのクギを正しい施工で適切に使わなければなりません。クギの正しい施工とは、以下のような状態を指します。 ・クギの種類が正しい ・クギの長さが正しい ・クギを打つ位置が正しい ・クギを打つ本数が正しい ・クギを打つ間隔が正しいこのうち、構造部分に使われるCNクギの長さはクギの色で見分けることができます。CNクギは、CNの後ろに付く数字が長さを示します。CN50の場合、50mm(5cm)の長さのクギだということです。それぞれのクギの長さと色は下図のとおり。【建物外側に取り付けられている合板のクギを確認】建物の外側に取り付けられている合板のクギの状態は簡単に確認でき、また重要な項目です。枠組壁工法における壁の合板は、CNクギという種類のクギの中でも長さ5cm(50mm)のものを使う必要があります。クギの間隔は合板の外周部が10cm(100mm)間隔、合板の中間部が20cm(200mm)間隔。この間隔が守られていることを確認しましょう。クギの間隔が決められた間隔よりも細かく打たれているときは問題ありません。しかし間隔が広すぎる場合、決められた壁の強さに満たないため、耐震性能に問題がでてきます。またクギは5cm(50mm)のものを使う必要があります。クギの頭が緑色をしているか確認しましょう。枠組壁工法の壁は、工場であらかじめ作られたものを現場ではめ込む方法と、すべて現場で組み立てる方法とがあります。工場であらかじめ作られたパネルを使うのは、敷地や敷地に入るまでの道路が広いときが多いようです。現場で組み立てる場合、クギを打つときにはクギ打機を使うのが一般的。クギ打機を使うと、金づちで1本ずつ打っていくのに比べて何倍も早く打つことができます。現場での作業は、工場で作るのと違ってクギの間隔を厳密にそろえるのが難しく、通常は施工誤差を考えて、決められた間隔より細かくクギを打ちます。このときにクギ打機の調整が十分でないと、クギを打つ力が強すぎ、クギが合板にめり込んでしまうことがあります。合板の厚みの3分の1以上クギがめり込むと、構造的な問題が生じてしまいます。近くにクギを増し打ちしてもらうようにしましょうね。ふぅ~。きょうはここまで! ↑タイトルを見て、「芸能人は歯が命」を連想しちゃったひとはクリッククリック♪