書評【パーティーが終わって、中年が始まる】pha
1978年生まれ。大阪府出身。京都大学卒業。ニートを名乗り、シェアハウスを作ったりして気ままに生きてきた男性が40代になり一人暮らしを始め今の思いをつづったエッセイ。40代になった今、あんなに何度も聴いた音楽も心を動かさないようになった。昔は歩いているだけでなぜあんなに楽しかったのか?私も50代になってそう感じているので共感する。何をしても心が動かないのだ。著者は言う。<blockquote>最近、今までと同じようにやっていてもなんだか楽しくなくなってきてしまった。何かを自由に考えることに楽しみが見いだせないと、自分の生活の基礎が崩壊してしまいます。</blockquote>今は本屋で働いているそうだ。本屋での仕事が楽しいと著者は言っている。今まで働くのが嫌だと言ってきたのに楽しい!らしい。私自身も年を重ねる中で、若いころの感覚などを失いつつある。だから読んでいて著者の気持に共感する面も多々あった。東京で何かをやっていきたい。という気持ちがある一方京都に戻って住もうかと揺れ動く気持ち。今、著者は16年一緒に暮らした二匹の猫を亡くし寂しさを抱えながら生きている。中年になった今の著者の思いを同年代の私たち世代が読むと共感する箇所も多いけれど、自由に生きたからこそ失うものもあるのではないか?しかし、著者はこのまま逃げ切りたいという。果たして、逃げ切れるのだろうか?この本を読み終えて、アリとキリギリスの話を思い出したのは私だけだろうか?旅の予約はいつも楽天トラベルで!ふるさと納税は楽天で!