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テーマ:読書日記(1750)
カテゴリ:読書感想
91歳になる著者が日常を機嫌よく過ごす コツを伝授してくれるエッセイ。 年をとった人というのは自分の昔の話を よくしたがる。 この本にも若いころの思い出話が満載。 戦争のこと、東京大学入学、結婚、夫の死、 シングルマザーとして生きたことなどが書かれている。 キヤノンに勤めていた夫が亡くなったため 夫の会社で勤めることができたことなども書いてある。 昔は、夫が会社で働いていて亡くなった場合 未亡人になった妻を夫の会社が面倒を見てくれる そんなうれしい制度があったことがこの本を読んでわかる。 著者の時代に、女が大学を出ても就職などは 難しかったことが理解できる。 私の時代でさえ、大学を卒業した女性にトイレ掃除を させる企業があったのだから。 高卒の男性にはトイレ掃除はさせなかったけど。 男女差別はもっともっとひどかったことだろう。 最後に上機嫌に生きる秘訣として ・楽しげに生きる ・人づきあいはさっぱりと ・モノは無理に捨てない ・老いをユーモアで笑いとばす など書かれている。 「まっ、いろいろあらぁな」と声に出して言ってみるのが いいと著者は言う。 憎たらしい人もいるだろうけど、そんな人には 「死んでから化けてやる」と思えばいいと。 70歳で都知事選に立候補して2位だったことも 書かれている。 テレビを見ないので著者のことは知らなかったが 91歳にして元気な女性がいるものだと読み終えて感じた。 旅の予約はいつも楽天トラベルで! ふるさと納税は楽天で! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.09.07 00:00:40
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