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テーマ:読書日記(1732)
カテゴリ:読書感想
著者は、日本の今を働き損の国と称する。 働き者の国日本で今何が起こっているのかを 統計なども使って分かりやすく説明している。 ・意欲を奪われる若者たち ・中高年無理ゲー社会 ・なぜ働く意欲をなくしてしまうのか ・日本的マゾヒズムの呪縛から逃れる ・脱「働かないニッポン」のためにできること 全5章から構成されている。 興味深い内容だったので一気に読んでしまった。 50代の私は、長く中小企業で働いてきた。 しかし最後に働いた大手企業であまりに仕事をしない女性課長を見て こんな人間には絶対なりたくないと思って企業で働くことをやめた。 この本を読んでも大企業で働かない人間がいかに 多いかを読み取ることが出来る。 著者は「ジジイの壁」は男性だけではなく女性にもいると 言っています。 組織内で権力を持ち、その権力を組織のためではなく 自分のために使う人たちのことだと。 まさに私が最後に働いた職場の女性がジジイの壁だった。 そして利己的でないと生き残れない社会が日本にはあると 著者は言います。 これにも納得です! 今の日本は生きづらい社会です。 しかし、この世界で私たちは生きていかなければいけません。 ・「労働をやめて働く」ことが必要 ・「有意味感」をもつこと この2つが大切であることを著者は強調しています。 そして有意味感を強くするために以下の6か条を 実践していくことが大切だと。 ・普通を疑う ・仕事はカネのためだと考えない ・仕事にやりがいを求めない ・年齢を言い訳にしない ・信頼されようと思わない ・愛をケチらない がんばっても報われない今の日本社会で私たちが 世代を超えてどのように生きたらいいのかを 解き明かした1冊。 なかなかおもしろいテーマと内容でした。 旅の予約はいつも楽天トラベルで! ふるさと納税は楽天で! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.09.13 00:00:28
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