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テーマ:読書日記(1848)
カテゴリ:読書感想
![]() 1974年生まれ。 早稲田大学第一文学部卒業。 就活に失敗して3年間のひきこもり生活。 その後、30歳で就職し相談員の職をこなすが うつ病になり15年働いた仕事をやめる。 社会問題化しているひきこもりの当事者が どのように考えて行動してきたのかを知りたくて この本を読んでみました。 家族について途中書かれていますが 裕福な家庭で育ったのでひきこもっていた時も 特に家賃や生活などには困らなかったのでしょう。 ひきこもりの生活から抜け出して働くということについて 彼なりの考えを書いています。 そこで自分が稼いだお金は自宅に入れず好きに使おうと 書かれている。 社会への違和感、つながり、うつ病など自分自身の 経験や気持ちを分析してわかりやすい文章にしています。 ですから、大変読みやすかったです。 ひきこもっていた時など本をたくさん読んだのでしょうか? あるいは早稲田大学卒業なのでやはり文章力があるのだろうか? 「ひきこもりの人には役割が必要」 「ひきこもりの人は非常時に強く、平時に弱い」 というのが著者の意見です。 大学を卒業すれば社会に出て働く。 これが私たち1970年代生まれの人たちとしては当然のことだった。 しかし、著者は就活でうまくいかず自分の居場所を 見つけることができなかったのだと思う。 著者がひきこもっていた時代にはまだひきこもりという 言葉がなかったころ。 そんな時代に、自分と向き合いそして働くまでの 彼の生き方や生き様がこの本の中に詳しく描かれています。 旅の予約はいつも楽天トラベルで! ふるさと納税は楽天で! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2025.04.21 00:00:28
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