書評【頭がいい人、悪い人の健康法】 和田秀樹
1960年生まれの精神科医である著者が日本人が長生きするために何が大切かをわかりやすく書いています。一番大切なことは、肩書きより統計データを信じること!私たちは「偉い先生が言っているから」とか「有名な医師が唱えているから」となんでも鵜呑みにする。しかし、客観的なエビデンスがあるかどうかを確かめる姿勢が大切なんですね。・欧米の健康法から抜け出せない医師たち・肉食を控えることは死を招く・高齢者の免許返納問題について・糖尿病の人のほうがボケにくい・メタボ対策からフレイル予防に考えを切り替える・心の健康が寿命に直結する・長生きするにはテキトーが大切・重視すべきはプロセスではなく結果などとても興味深い内容が書かれているので一気に読み終えました。人の話を聞かない昭和生まれの年配の医者や西洋医学かぶれの医者、薬漬けにする医者などいろいろな医者を私自身見てきました。医師を信頼するのではなく、距離を置いてつきあっていくことが大切だとこの本を読んでいると感じます。「頭がいい人」と「頭が悪い人」の違いを著者が面白おかしく書いていますが、なかなか当たっていることばかり。健康法を医師にきくのは「頭が悪い人」のすること。日頃からデータをもとに自分で論理的な思考を進めることを心がければ頭の良さをさらに鍛えていくことができると著者は言います。日本人は医者と言うことを過大評価しすぎています。しかし、医者が正しいというのは間違いです。実際に常識のない医者を私は何人か見てきました。自分の体や自分の健康は自分自身で正しく判断していくことが大切だとこの本を読んで強く感じました。旅の予約はいつも楽天トラベルで!ふるさと納税は楽天で!