弁明
あっしのしがねえ駄文をせっせと読んでくださっているみなさん、ちょっと言わせておくんなせえ。いやね、さぞかし五段五段とうるせえやつだと思われてるんじゃねえかと気にかかったわけよ。いいですかい?念のために言わせていただくとあっしは高い段を持ってるほうがえれえとか、それでもってけん玉が上手いの下手だのの見当をつけようってわけじゃねえんでさ。いやもちろん受かるためには練習はしなきゃなんねえ。でも段やら級だけの練習ってのはそりゃあんまり楽しいもんじゃないです。いろんな技の練習してきて、結果として段に受かる力がつくってのが理想じゃねえかと思うんでさ。つまりね、段級ってのは受けた日に調子が良けりゃ受かる。でもそれじゃだめなんだな。五段と名乗るからには「最高で五段の技ができたことがある」じゃねえんだよ。「調子が悪くても最低、五段の技はお見せ出来ます」と、こうでなきゃあ。取った段級を「過去の栄光」にしちまうのはむなしいからね。あっしの五段かい?自分で言うのもなんだが、もう受かってもおかしくねえんじゃねえかと思ってるよ。あとは気構えの問題だな。ま、自分の気持ちをうまいこともってくのも技術の一つだから、そういう意味じゃ技量不足かもしれねえがね。もうひとふんばりして五段取って、そっからまた、胸張って五段と名乗れるように練習するよ。お前さんがたもがんばっとくれよ。