こころゆたかに

　義父が息子を魚釣りに連れて行ってくれるというので、家族揃ってついていきました。義父はみんなで行くことを知ると、つりざおをたくさん用意してくれました。娘と主人が二人で1本の釣り竿、後はみんな一本ずつ持って挑戦です。

　小さい頃、父に連れられて何度か魚釣りに行ったことがありましたが、いつも待っている時間が長く、肝心の魚はなかなか釣れず、私は河原の石を並べたりして遊んでいた覚えがあります。そんなことがあって、魚釣りと言えば、ゆったりと魚がかかるのを待つというイメージが私の中でありましたが、今日釣りに行ったハゼはよく釣れる！1時間半くらいでみんな10匹ぐらいずつ釣ることができました。

　家に持ち帰り、50匹あまりのハゼをさばくのは初めは大変でしたが、見ていた子供たちもやりたいと言い出したのでやらせてみると、意外と上手に出来るのにびっくり。何事も体験させてみるものだなあと思いました。さばいたハゼは唐揚げにし、半分は義父のお家に持っていきました。

　普段は、でき上がった料理を前にしても「いただきます」としか言わない子供たちですが、今日は「お魚さん、いただきます」と娘。「ハゼさん、お命ちょうだいいたします」と息子。
話からでなく、体験を元に命をいただいているという意識を持ってくれたのは嬉しいことです。

　「また、行きたい！」とほくほく顔の子供たち。楽しみがまた一つ増えたかな。