こころゆたかに

2010/01/16(土)23:57

ピアノコンサート

子連れのお出かけ(140)

 小原孝さんのピアノコンサートへ娘と行ってきました。 小原孝さんは、昨年、NHK教育でのテレビ番組 “趣味悠々 指1本からはじめる! 小原孝のクラッシックピアノ”という番組で初心者の西村雅彦さんに教えるという形で出演されていて、その番組を時折見ていました。その小原さんのコンサートというので、ピアノを習っている娘なら興味もあるかなと思い一緒にいくことにしたのです。主人と息子はピアノには興味がないそうで、留守番。。  ピアノコンサートと言っても敷居が高いものではなく、気軽に聴けるコンサートでした。クラッシックでも娘が知っている曲も多く、また曲を少しずつ使ってメドレーにしてあったり、面白くアレンジしてあったりで退屈しません。崖の上のポニョやUFOなどなどの馴染みのある曲も多く、娘と共にとても楽しみました。   ピアノ曲は好きなので、色々な曲をCDでよく聴くのですが、やっぱり生の演奏はいいですね。よく、「体の細胞から音楽が入ってくる」と言いますが、本当にそんな感じ。音の広がりや深みが全然違います。娘も「すごいね~」としきりに言っていました 最後の方にショパンの「別れの曲」を演奏されました。今まで、「別れの曲」というと、私の中では、恋人との別れがとても悲しく、そしてその悲しみの感情を次第に表していくドラマチックな曲というイメージでした。あの旋律を聴くと切なくなるような。。 でも、小原さんの演奏を聴いて、悲しみというよりも、恋人への感謝の気持ち、温かい気持ちを謳った曲というようなイメージが湧いてきました。盛り上がる旋律の部分では、今までの2人の過去を振り返っていて、色々なことがあったと思い返す。そして、再び初めの旋律に戻ったときに、今の自分があるのは今までの2人の歴史のおかげ。その出会いから起こったこと全てを感謝しているというような気持ちで終わる曲。そんなイメージが広がってきました。曲の捉え方が変わるというのはとても面白い体験でした。 家に帰って「別れの曲」について少し調べてみると、この曲はショパンが旋律を美しく弾くための練習曲として作った曲なのですね。「別れの曲」というのは昭和10年頃に日本でつけられた邦題だそう。てっきりショパンが誰かを思い浮かべて書いた曲だと思っていたので、驚きました。クラッシックの曲は多少は聴くのですが、その背景など全然知ろうともしなくて、勝手に自分のイメージを作って聴いているので・・。  小原さんの“趣味悠々”の番組は、現在、水曜日の午前10時頃からNHKで再放送されているようなので、また見てみようと思っています。ピアノの番組と言えばNHK教育で金曜日のお昼12時から放送されている「スーパーピアノレッスン」が好きで、私はいつも見ています。(といっても、金曜日はいつも英会話があるので録画して見ているのですが) 2時間のコンサートは楽しくて、あっという間に時間が過ぎてしまいました。帰りにはCDを購入して、サインと握手をしてもらいましたクラッシック系(?)のコンサートに行ったのは本当に久しぶり。独身の時以来かも・・。でも、これを機にまた行きたいなと思いました。

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