2005/04/03(日)18:05
若山牧水の想ひ
うす紅に
葉はいちはやく
萌えいでて
咲かむとすなり
山桜花
「山桜の花」
「木草の芽に降る春の雨のような心持ちで
わたしは歌をうたいたい。木草は自分の心である」牧水
酒と恋と漂泊の歌人・若山牧水はお隣宮崎県の出身です。
情熱的なな恋の歌もたくさんありますが、
次の歌は、5年間熱烈に恋した園田小枝子との別離の直後に
出された歌集の巻頭歌です。
海底に
眼のなき魚の
棲むといふ
眼の無き魚の
恋しかりけり
「路上」
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この歌を選んだ後、
急用が出来たので、
車で出かけたのだが
昨日まで、固かった桜のつぼみが
一晩で咲き揃っていて、
ピンク色の靄がところどころに
広がり、景色が一変している。
花見はもう少し先と思い込んでいたので
うれしい驚きであった。
明日より上阪するので、戻ってきたころは
九州の桜は終わっているかもしれない。
新幹線の車窓から、猛スピードでの桜見物が
出来るだろうと、とても楽しみ(^^♪