2005/11/10(木)22:12
恵子女王の想ひ
よそへつつ
見れど露だに
なぐさまず
いかにかすべき
撫子の花
新古今和歌集・1494
撫子の花を
あなたに擬え、朝な夕な眺めています。
けれど、
心は露ほども慰められません。
一体私は、どうすればよいのか?
教えておくれ
撫子の花よ
この歌は私が勝手に
恋の歌に読み換えさしてもらいました。
実は恵子女王が息子の少将義孝を
撫子の花になぞらえて詠んだ歌です。
それにしても、自分の息子を撫子の花にたとえるとは・・・
なんとうらやましい。
うちの坊やは何の花に喩えられるかな????
思いつかない・・・・
可愛い女の子ならまだしも、
むくつけき
にきびだらけの、大男のわが息子よ・・・
ぴったりの花がみつかりました。
金鯱(きんしゃち)
巨大な球状のサボテン、
花が咲くのに20年かかるとか・・・・
恋歌のはずが、わき道にそれてしまいました(^^ゞ
掲載している画像は、大阪のマンションに最近届いた、
秋の山野草の植え込みです。
かなり大きく見ごたえがあります。
前回と同じく有名な作家のものです。
九州からお友達が泊まりに来たので、
歓迎の意味で急遽届けてもらいました。
野紺菊、つわぶき、すすき、河原撫子、西洋南天などですが、
秋らしくさびしげなはかないかんじがします。
それでも、無機質のお部屋が見違えるように素敵にかわりました。
朝日だけあてて、お水は二日に一度など、山野草とは思えないほど、
手がかかります。
河原撫子のつぼみがもうすぐ開きそうで楽しみです。
田舎の家付近にはいくらでもある雑草たちが、とりすまして
お嬢気分で我が家でお披露目です。