円形脱毛症 3《自分で髪を引き抜いていることも》円形脱毛症のように見えても実は、自分で髪の毛を引き抜く抜毛症(ばつもうしょう)のことがある。 思春期前後に始まり、男性より女性に多く、クセになって自分でやめようとしてもやめられない病気だ。 わが子の髪が抜け始めたら、親は抜毛症も疑う必要がある。 最初は、枝毛や縮れ毛が気になって抜き始めるが、 そのうちストレスや不安を覚えると、毛を抜くようになり 抜いた後は、スカッとして気分が落ち着く。 同じ部分の髪を繰り返し抜くので、部分的にハゲてくる。 髪を抜くのをやめようとすると、今度は、まゆげやまつげ、陰毛などをぬくこともある。 抜毛症は、カッターナイフで手首を切るリストカットと同じく、 自傷行為の一種と考えられる。 きちょうめんで責任感が強く、周囲からは素直で良い子と見られるタイプに多い。 だから、怒りやいらだちを他人に向けるかわりに、自分自身に攻撃の矛先を向けてしまうのだ。 環境が変わるなどして、ストレスが軽減すれば自然に治ることもあるが、 再びストレスの多い生活が続くと、再発することもある。 家族や友人から髪の一部が脱毛していることを指摘されても、 自分で抜いていることを知られたくないため、円形脱毛症と言い張ることも。 しかし皮膚科で診れば抜毛症の診断は容易につく。 メンタルヘルスの問題なので、精神科や心療内科で治療を受ける。 治療は精神安定剤や、抗うつ剤で心の安定を図り、 カウンセリングを行うなどして、自分の行動をコントロールできるようにする。 ジャンル別一覧
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