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毎日の生活で感じたこと

毎日の生活で感じたこと

2016.09.18
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カテゴリ:歴史

福岡県柳川市には、総延長470kmのお堀があります。
ここを「どんこ船」でめぐる「柳川の川下り」は、有名です。

このお堀は、人々の生活を守るために重要な役割があります。
お堀に貯水することで、農業用水・生活用水として利用できます。
また、水の勢いや水の量を調整することで、洪水を防ぐことができます。

今年3月には、大関・琴奨菊関の初優勝を祝う水上パレードが行われました。
先日、リオオリンピック銀メダリスト、坂井聖人選手の水上パレードが行われました。

実はこのお堀、埋め立てられていたのかもしれないのです。

高度成長期、お堀はゴミ捨て場のようになり、埋め立てて倉庫・作業場が建てられてました。
そのため水の流れが遮られ、夕立程度の雨でも浸水を起こすようになりました。

汚れて悪臭を放っていたお堀は、蚊の大量発生原にもなってました。
打開策として、埋め立てる計画が出されました。

この計画に異論を唱えたのは、広松伝(ひろまつつたえ)氏・・・
広松氏は、「掘割」の埋立て計画を進める都市下水路係長でした。

「柳川の街から堀がなくなってまちが滅びてしまう・・・」
担当者関係者に、お堀の重要性や浄化の必要性を訴えました。

しかし、誰も耳を傾けようとはしません。
そこで広松氏は、市長に計画の中止を直談判。

(古賀杉夫)市長には、広松氏の強い想いが伝わりました。

古賀市長は。計画を六か月凍結。
その間実現可能な再生案を作る約束をしました。

お堀の浄化再生には、「住民の理解と協力・参加」が不可欠です。
住民参加の浄化を訴えました。

しかし、なかなか住民の同意を得ることができませんでした。

柳川生まれの広松氏は、幼い頃お堀で遊んだ思い出がありました。
その楽しい思い出を、住民の前で語り始めました。

住民たちも、同じような思い出を持っていました。
広松氏の思い出に、共感したのです。

そして、住民たちの意識が変わっていきました。

お堀に入り、汚泥を取り除く作業を住民の前で行いました。
徐々にきれいになっていくお堀を見て、住民たちも協力するようになってきました。

住民の協力により、浄化・再生計画は早く到達。
予算も、節約することができました。

この浄化事業の成果は、マスコミによって全国の人々に伝わりました。
各地から大勢の人が、柳川市を訪問。

1984年、高畑勲、宮崎駿の両監督と出会いました。
そして、堀の再生を中心にした映画「柳川堀割物語」が作られました。

 

今でも、住民の協力でお堀は守られています。
2年間で、100回以上住民との話し合いを行った広松氏。

その想いは、今も柳川の人々の心に生き続けてます。

昔の人は、自然を壊すことなく、共存する方法で生活を守っていました。
私たちは、こういった知恵からたくさん学ぶことがある・・・

あらためてそう思いました。







最終更新日  2016.09.18 19:58:52


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