毎日の生活で感じたこと

2023/06/13(火)19:41

知覧日帰り旅行 ②

旅行(81)

​​​​​南九州市知覧町郡にある、『ホタル館富屋食堂』​​​ ​​​年中無休で、開館は10時~17時。 入館料は大人500円、小中学生300円。​​​ ​​富屋食堂を完全復元​したものだそうです。​ ​​入口脇に置かれた​招き猫​も、時代を感じます。​​ ​特攻隊員たちのために使用された​手動ミシン​など、​ 当時の生活を想像させるものも展示されていました。 ​展示されている衣類の​保存状態がとてもよく​、​ ​​特攻隊員たちへの愛情​をそこからも感じました。​ ​特攻隊員たちの​直筆の遺書や日記​なども展示されていて、​ ​より​特攻隊員たちの心情を感じる​ことができました。​ ​​​​​​​​​​​​​在日朝鮮人​で、特攻隊員となった方の写真なども展示。 それを眺めていると、​伝わってくるものがありました​。 「この方は、​​嫌々特攻隊員になったのではない​​。  ​​日本が大好き​​で、日本を守るために特攻隊員になった。  ​今の平和な私たちの価値観​で、  ​​当時の人々の気持ちを決めつけてはいけない​​…」 写真であっても、その​まなざしでわかります。​ それを感じ取れずに、​間違った解釈​をしてる方が ​多いのがとても残念​だと思いました。 ​​ 鳥濱トメさんが、​隊員たちのお世話だけでなく​、​​​​​​​​​​​​ ​​​家族との間で、​​隊員が亡くなった後も​​ ​尽力を尽くしていた​ことがわかり、​​​ ​​トメさんの懐の深さ​を強く感じました。​ ​​各国の遺骨収集記録が掲載された本が、 置いてありました。​​ ​「岸田首相は​ロシア大使を日本から追い出し​、​ ​ ロシアから​日本は敵国認定​されてしまった…​ ​ ということは、  ​​​​ロシアには​遺骨収集に行けなくなった​​​のでは?」​ そう思い、ロシアに行った時の記録を読んでみました。 ​すると、とても​意外なこと​が書かれていました…​ ​​「ロシアは卑怯で残忍な国」​​ ​​​​​​保守言論人の多くが、訴えます。 戦後ロシアが日本にやったことを持ち出して。​​​​​​ ​​​遺骨収取に行った人たちも​、 少なからずそのような​気持ちを抱いていた​ようです。​​ ​ところが協力してくれたロシア人やロシア兵たちは、​ ​みな一様に​すごく親切​に対応してくれたそうです。​ ​​そして​参加した遺族たちはみな​、 ロシア人と​互いに笑顔で​接していたそうです。​​ ​​​そこには憎しみなどなく、 平和な時間が流れていたのです。​​​ ​しかし今、​それができない​状態なってしまった…​ ​​それが本当に残念だと思いました。​​ ​​​真の『​国際交流​』が実現していたというのに…​​​ 鳥濱トメさんのことを記した本を、買いました。 ​著者は、​トメさんのお孫さん​です。 ​ ​​トメさんが戦後、 進駐軍の若い兵士さんからも​慕われていた​ことや、​​ ​​戦災孤児を引き取り​、家族として過ごしたこと、​ ​​​石原慎太郎​さんが運輸大臣だった頃の、 ​トメさんとの出会い​も書かれています。 ​​​​​「この本を読むことで、元々​日本人が持っている​、  今や​失われそうになっている​  ​日本人らしさとは何か​がわかるのでは?」​​​​ ​​​​この本を見て、​直感的に感じました。​ とにかく「言動」でなく​「行動」から学ぶ。​ それが今、人々に​求められてること​だと思います。 「​冨屋食堂​」で、とてもいい本に出会えました。​​​​

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