2012/05/01(火)02:04
"かりん"な花びら...
土曜は寝過ぎたし、日曜は風呂でうたた寝して変な夢見るし、
夜が更けても寝つけず、明け方に抜け出して近場を散策すると、
夜の明けやらぬほの暗い中で、"かりん"な花に出逢った...
(花梨 砂浮琴)
その花が、あまりに"かりん"だったので、もう一度見たいと心が騒ぎ、
雨雲が空を覆わないうちに出かけて、再度シャッターを押した。
"かりん"に思えた花は、夜明け前と表情が少し変わって見えて、
淡いピンク色の花は、今度はとてもキュートに感じた。
花は、暗いときと明るいときとでは、感じ方が違うものだけど、
明け方見ても、昼間見ても、花梨(かりん)の花は凛として"可憐"だ。
花梨は、別名で安蘭樹(あんらんじゅ)とも呼ばれるそうだ。
花梨は、耐寒性のあるバラ科の落葉樹で、白や淡いピンクの花が咲き、
秋に収穫される果実は、ビタミンC、リンゴ酸、クエン酸、タンニン、
アミグダリンを含んでいて、花梨酒や喉飴、化粧品なんかの原料にもなる。
生薬では和木瓜(わもっか)と呼ばれ、中国では花梨は木瓜と書く。
"金は貸しても借りんな!"といい、商家では表庭に花梨を植え、
裏庭に樫の木を植えると商売繁盛によいとされた。
水と肥料を好み、3月から5月まで花が見られる花梨は、
やはり可憐な花だ♪