「 天国への パスポート 」 作成
2009年8月24日の日記 ガン告知より2年1ヵ月と24日 【 名札 完成! 】 (首に ストラップでつける 名札) ・ 目 的 ・・・ 一人で外出し、 突然倒れ 意識を失った時の 連絡先等。 ・ 名札に書いた事 ・・・救急車へ ○○病院 指定 注 意 心臓マッサージ禁止 (肝臓がん破裂危険) 氏 名 吉田 ○○(65歳) 住 所 埼玉県 ○○○○ T E L ○○○-○○○-○○○○ ・ 病気が 末期になり、死に近づくと 殆んどの人は 一人で出かけるのが 不安になり、 家族や誰かと 一緒なら 安心する。 それは 当然である。 しかし 俺は 近所への ゆっくりした散歩や 買い物など 一人でも行ける時は 一人で行く。 もし 行き倒れになるといけないので 名札(病院まで)を作る。 ・ これで 安心して 出かけられる。 そして 最後まで 人生を楽しめる。 ※ 俺は これを 『 天国への パスポート 』 と名付けた。 【 知人へ お別れ と お礼 】 今日もまた 地元の知人に 始めて ガンの事を話し、今迄 大変お世話になり ありがとう。 ・・・ と 人生のお礼が言えた。 彼は じっ~と 俺の話を 聞いていて 途中で 話をはさんだ。 ” 素晴らしい体験だね。 それを 本にしたら、世の中の人に 役に立つのでは ” ” ガンの人はもちろん、 病気でない人も 幸せになる 秘訣だね。” 俺が 本を出すため 現在、準備中という話をする前に 彼から言い出したのだ。 とっても 嬉しかった。 そして もし 俺に何かあったら 会員の皆さんに 心から お礼を言っていた ・・・と 伝えて欲しいと お願いした。 彼は心より 協力を 誓ってくれた。 本当に ありがたい 今日も感謝の一日だった。 そして ・・・ 今日も 生かされていた、 という奇跡の 一日が終る。 ありがたきかな わが人生。 普通 病気が悪くなったら 出かける体力も 気力も 無くなると思いませんか?兄を見守る義姉は 多分 心配していることでしょう。 しかし 義姉は 最後まで 兄の 好きなように させてあげたいと 言っていました。そんな 心優しい気遣いの中、 兄は 一日一日 楽しんで 生きています。