ガンの痛みについての 誤解
2009年8月27日の日記 (その1) ガン告知より2年1ヶ月と27日 【 痛みについて 】 ガンの人の闘病記など テレビで見てると 末期は ほとんど激痛との戦いで 苦しんで 死んで行く様子が 写されている。 だから ガンになると 死ぬ時期には 痛みが出るので恐い ・・・と ほとんどの人は 思っている。 せめて 痛みが 無ければ ・・・ と 誰もが 願っている。 では 現実は どうなのか? 【 痛みの 現実 】 各種 統計より ガン患者 10人のうち 4人は ・・・ 最後まで 痛みは 全く出ない。 6人は ・・・ 痛みが出る。 しかし 6人のうち 5.5人は ・・・ 薬 ( 鎮痛剤やモルヒネなど ) で 痛みは取れる。 0.5人は ・・・ 薬が効かず 痛みは残る。 以上の統計を見て分るとおり 10人中 9.5人は ・・・ 最後まで 痛みがなく 過ごせる。 とすると ほとんどの人は 苦痛のない 最後を 迎えられるのだ。 でも 皆さんは 身内の人や 知り合いの人で 苦しみながら 死んでいった人を 今まで 相当 見ているのも 事実だと思う。 【 その理由は 】 今から 10年位前までは モルヒネ等を使わず、 患者に痛みを我慢させた 病院が多かった。 それは モルヒネを使うと かえって 命を短くしてしまう という事だった。 だから、以前は 10人中 6人は 激痛に苦しみ死んでいった。 【 しかし 今は 】 それは 全く逆だったということが 世界中の 医学界で分ってきた。 むしろ 積極的に モルヒネ等を使い 痛みをとってあげると 夜もぐっすり 寝られ、食欲も出る。 その結果 モルヒネ等を使った方が 体が楽になり かつ 延命するということが 証明されたからである。 だから 今や ほとんどの人は 痛みを感じることなく 安心して 死を迎えられる。 【 医者は 言っている 】 少しでも 痛みが出て 寝られなかったり、食欲が落ちたりした時は、 遠慮せず すぐに 医者に伝えて欲しい。 決して 我慢せず 話して欲しい。 あなたの痛みをすぐ取ってあげます。 安心して下さい ・・・ と。