ガン関係の本の選び方 ・・・ 落し穴
ガンになってから 1年6ヶ月間で 次の本、全てのジャンルを読破した。 ・自分のガンの程度は どの位か? 治るのか? 治らないのか? ・医者にかかるだけでいいのか? 食事療法は? 免疫療法は? ・東洋医学か? サプリメントは アガリクス等は 本当に効くのか? ・心を治せば 心の持ち方とは どのようにすればいいのか? ・自分は 一体何のために 生きているのか? ・宇宙は 生命は 哲学は 宗教は その関連の本は?その結果 分かった事 【 薦める本 】 ガンに関する知識は 国立ガンセンターとか 公的機関より出ている本(専門書)を 読む事が 一番である。 これらは 西洋医学だから ガンの勉強には役に立つ事は当然だし、 手術、放射線、抗がん剤の三大療法の事は 詳しく載っている。 大学病院等の先生が 話してくれるのを さらに理解するには良いし、 1回は がん患者として 読んでおくことを お薦めしたい。 そうすれば 主治医の先生とのコミュニケーションがさらにうまくいくはずだ。 自分で分からない事や 不安なこと等の質問も 要領を得て聞けるし、 自分で納得し、安心できる。 【 注意する本・避けた方が良い本 】 ・ 本のタイトルに惑わされない事 タイトルが 派手で かっこ良く、さも ガンに良いようなものの大半は 中味がオーバーで 全てのガン 末期がんにも 殆んど効いた・・・ と書かれている。 そして、本の最後の方に クリニックの名前や商品(薬やサプリメント等)が 出てくる本。 ・ ひとつの商品(薬やサプリメントなど)を本でさりげなく 記述している本 それを売ろうとしているだけであり データーも 本物かどうか疑わしい。 ・ 特定のクリニックを記述している本 本当にガンに効果があるなら しかも 大勢の人が助かっているなら、 そのやり方は 特定のクリニックから 日本全国のクリニックや病院に 広がっていくはずだ。 【 本を読む時の心掛け 】 正反対の本を 読むように 意識して 心掛けること。 例えば 「 免疫力UPでガンは治る 」 を読んだら 「 免疫信仰は危ない 」 を読む そして自分で考える。 その結果 自分の信念として どう対処していくか 結論を出す。 【 特に末期がんの人へ 】 ・・・ 「溺れる者は藁をも掴む」・・・ という言葉がある。 再発した。抗がん剤が苦しい。なかなか治らない。良い方向に向わない。 末期である。 ・・・ という人は 助かるなら 何でもしたい。 その気持ちは当然である。 例え どんなサプリメントでも 又 ○○療法でも 一時的に 効果を現す時があるのも 事実である。 ( 人にもよるが・・・その確率は 100人に1人かもしれない ) 抗がん剤のほとんどは、その服用や点滴をやめると 食欲が出てきて、 気分が良くなる。 今までの副作用の苦しさは 一体何だったのか? ウソのように 飯がうまくなり、快適になるのだ。 だから サプリを飲んだり ○○療法を 抗がん剤を止めた時から 同時に開始した人は そのサプリが効いた、 ○○療法が効いた。 ・・・ 自分は必ず助かると思うようになる。 (私は サプリ等特殊なものは一切使用していない) その結果 ガンに恐怖ばかりしていて、今まで 心が閉ざされて、 自分の体に常に悲観的な人は 助かると思うと、 一時的でも前向きな心になる。 即ち 心が変わり 明るくなっていく。(その人の体の自然治癒能力は当然高まる) その結果 良くなっていく人もでてくるが、 サプリなどの効果より 必ずよくなる、 なれる ・・・ という心の想いが 生命力を押し上げていく場合が多い。 また、サプリ等は ものによっては マイナス効果になる場合もある。 そんな時は かえって命を縮めてしまう。 これも現実の起こっていることである。 本の中で 特定の商品や クリニックを紹介しているものは 例え 読んでいて感動を覚えたとしても(あえて感動を与えるような書き方を しているのが多い。) 利用しない方がいいと思っている。 また 利用した場合でも 過大な期待はしないで、良くなれば ついている、 ラッキーだったと 思うようにした方がいい。 もし、期待通りに行かなかった時、そのギャップは大きく、挫折感に打ちひしがれ、 さらに 生きる希望を失い、 身体の免疫力も 急に低下していくからだ。 【 推薦したい本 】 いろいろなジャンルの本やCDなどを ガンになってから200冊以上も読み、 聞き、勉強し、結局たどり着いた本などで、特に皆様にお薦めしたいのは。 下記の13冊である。 タイトル 著者名 ガン告知を受けた家族の本 季羽倭文子 ウエルネス・コミュニティー がんに克つ人、負ける人 ハロルド・H・ベンジャミン 臨床瑣談(りんしょうさだん) 中井久夫 「長生き人生」 の優先順位 日野原重明 ”死ぬ”までに、やっておきなさい 朝日俊彦 がんばらない 鎌田實 生き方のコツ 死に方の選択 鎌田實・高橋卓志 死の瞬間 毛利孝一 納棺夫日記 青木新門 死に方のコツ 高柳和江 病気に勝つ 谷口雅春 病が消える 谷口清超 生命の実相 谷口雅春 ※ 特に読む時間の無い人は、せめて「病気に勝つ(CD)」 「病が消える(本)」の 2冊をお薦めしたい。 なぜならば 医学専門的は知識以外の全てのエッセンスが、 この本の中に凝縮されている。 そして 最も大切な 心のあり方が 書かれている。 私は この本にたどりついたからこそ ガン発生(余命3ヶ月)以来 常に 感謝の心を持ち、日々平常心でいられた ・・・ と言っても過言ではない。