しゅわしゅわキャンディー

のりは電話が大好きだ。
今朝は携帯ではなく、固定電話のほうをいじっていた。

ボタンをピっピ、ピっピ押して、「もしもし？マジレンジャー？」と、マジレンジャーと会話している。

「リダイヤルとかの機能はないので、誰かにかかることはないだろう」
と、しばらく遊ばせていた。

と・・・
「もしもし？おじいちゃん？うん、うん、動物園？行かなーい。うん、うん、うん・・・行かないよ～」
と、やたらリアルな感じに。

ベルが鳴っていないので、「ものすごく電話かけるフリが上手だわー」と思っていたんだけど、どうやら・・・

本当におじいちゃんと話しているらしい。

以前、電話をしようと受話器をとったらいきなり相手につながったことがあった。
相手から電話があり、電話がつながったけれどベルがなる前に私が受話器をとってしまった、という絶妙のタイミングでこういうことが起こりうるらしい。

今回もそれかと思っていた。
たまたまのりが受話器をとったときに、おじいちゃんから電話がかかってきていて、ベルがなる前に受話器をとる形になったのだろう、と。
「動物園」だって。このまえ「のりくんを北海道の動物園に連れて行きたい」ってはなしてたし、そのことかなー？

ご機嫌で話すこと数分。
いつもにもまして饒舌。

しばらくして、「ハイ、お母さん」と、受話器を渡された。
「お母さんに代わって」とでも言われたのだろうか。それともおじいちゃんとの話に飽きたのか。

「もしもーし！」
と、受話器をとる。
「もしもし」
と、相手の声が聞こえる。

「？！」

聞き覚えのない声・・・。
相手もおかしいと思ったらしい。

私「あれ？えーと、あの・・・」
相手「・・・あれ、Mじゃなかったのかな？」
私「す、す、す、す、すみません～！！子供が勝手に電話とってしまいまして・・・」
相手「いえいえ、でも、あの、こちらからはかけていないんですけど」
私「え？あ？子供が電話をいじっていて、かかっちゃったのかもしれません・・・本当にスミマセンでした。」
相手「いえいえ、うちもちょうど同じくらいの孫がいるので気付きませんでした・・・」
私「本当に申し訳ございませんでした！！！」

どうやら、のりが勝手にボタンを押したその電話番号が存在したらしい。
こんなことってあるのね。。。


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明日より、2週間ほど家をあけまーす！