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Mar 6, 2003
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カテゴリ:我、学生なり
話題になっている浅田次郎作の「壬生義士伝」を読んでみた。
2日で一気に読んでしまった。
典型的な成功物語ではなく、
話の結末に歯がゆい思いはあるものの、
爽やかな気持ちになるいい話だった。
小説のところどころに、とってもいい言葉があって
心を動かされた。

読みながら、この感動を他の国の人に伝えるのって、
難しいんだろうなぁって思った。
やっぱり共通の文化の中で育っている人との
コミュニケーションは楽だと思う。

日本人同士のカップルでも、
同じ映画をみて、同じように泣くことは
なかなか出来ないものかもしれない。
それでもやっぱり同じ文化の中で育っていれば、
言わなくても分かり合えてしまうところが沢山あるのだ。
楽ちん楽ちん。

でも、楽ちんが必ずしもいいとは言えない。
言わなくちゃ分からないから考えたり言葉にしたりするというのが
異文化コミュニケーションの魅力だったりするのかもしれない。

話がそれた。
「壬生義士伝」の主人公の吉村寛一郎という人は、
ぱっと見の印象は冴えなかったらしい。
けれども実は文武両道の努力家で、
義を重んじ、徳があり、
人として、武士として、
大変よく出来た人だったということになっている。
そういうヒーロー像を突きつけられ、
私はとっても肩の力が抜けた。
格好なんて気にしなくていいんだっていうことを
理屈だけじゃなくて、
心の底からすーっと受け入れられた気がする。





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Last updated  Mar 8, 2003 04:34:02 AM


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sunnupi

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