ひだまりももカフェ

今日は、会社で同僚の人たちと、
原発や電気のことについて沢山の話をした。
（仕事しろや、と突っ込まれそうな状態でもあった）

相変わらず、
あちらの原子炉の機嫌をとってたら今度はこっちが、
などという一進一退の原発の冷却作業。

被曝してしまった作業員の方、
どうなってしまったのでしょうか。

炉の冷却って、ものすごく時間がかかるものなんだそうですね。
そうして長い時間をかけて冷却して、結果、
海水を入れたものに関しては･･･廃炉？
なんて非生産的な処理なんだろう、今。
でも冷やさないと、とんでもないことが起こる。

今１～４号機の空撮映像を観ると、呆然としてしまいます。
地震当日、整然と静かに並んでいた４つの箱。
滅茶苦茶です。

日々昼夜問わず必死に作業を続けられている、
大勢の作業員の方、社員の方、
どうか、どうか無事で。


原発事故への関心が高い中、
自分の地元に原発があるひとたちは、そちらも気になる。

うちの地元にも、伊方原発がある。

原子炉がどうなのかとか、安全性とか、
それどころか具体的にどういったことが行われているのかさえ
恥ずかしながら考えたことなかった。


九州電力は、この夏停電もあるかも、と言う発表をしましたね。
「送電してるとこじゃないのになぜ？」
と素人の素朴な疑問を持ってたんですが、
ちょうど点検のため止めていた２つの原子炉を、
再稼動させるために地元の方に承諾いただくのは今難しいだろう、
ということだそう。
そうなると、夏に増大する消費電力を供給するのが厳しい、と。


あぁ、炉が正常でもそういう供給不能もあるのか･･･。


あの原発事故の状況を毎日観てると、さすがに原発地元の人は
今止めているのならそのままで！って、思いますよね･･･。

先日の静岡・富士宮での大きな地震のときも、
中部電力へ「とにかく浜岡原発の炉を止めてくれ」と
色んなところから声が殺到したとか･･･。
あそこは特に東海地震の恐れをもうずっと昔から言われているし、
恐れるのはごもっともですよね。

今回の事故を受けて、全国で計画が進んでいた原発の建設とか、
色々延期や中止などになってる模様。
うちの近くでは山口の田ノ浦上関原発の計画が中断となった。
（あくまで中断ということらしい）

見回せば、原発といわれる施設は全国各地にあれだけあるのに、
まだ造ろうとしてたんだ･･･という方に驚く。


増大な力を持っているから、頼られてきた原子力。


でもその脅威をあらためてみんな知ってしまったから、
遠い昔の原爆投下、私の年代には記憶の薄いチェルノブイリ。
自分の生きてる間には経験することないと思っていた原子力の脅威。

これからどう共存していくのだろう。

もう、
全てを止める・無くす、というわけに行かないのだろうし。
どれほど疎ましくても被害を受けても、
共存していくのではないのか。行くしかないのでは。
それに取って代わるものがない今現代。

それも不透明だし、
直近の話、夏の増大する消費電力。
どうなってしまうのだろう。

原発事故のほうが今常に注目されているので、
それによる影響、今後の生活のための電力供給について、
情報があまりないですね。

多分、何もまだ明言できないのだろうけど･･･。

知識が足りなさすぎて、電力も原子力も。
語るに言葉があまりになさ過ぎるんだけど、
エネルギー問題って、日本みたく自然エネルギーが少ない国では、
（っていうか十分な恩恵を受ける量を生み出す土地がない）
これがダメだからあれで代用しよう、って考えた時、
それで今までのエネルギーをまかなえるかって言うと、
とてもじゃないけどムリなんですよね。

少し前に記事で書いたけど、
生活に必要で、危険すぎたもの。

なんて難しい問題なんだろう。原発。

この歳でこんなに無知もどうかな、とあらためて感じた。
もう少し、勉強しないといけない。
そう思った。

（追記）先ほどチェルノブイリ原発事故についての、
　ある現地レポート記事を読みました。
事故が起こったときは年齢的に記憶に薄く、
　教科書で習ったあの事故は、水面で言うとこの
　ごく表面だけなんだなって、愕然としました。