2018/06/30(土)15:46
古い鉛桟に苦戦してます
にほんブログ村←にほんブログ村のランキングに参加しています。
皆さまの応援のクリックがブログを更新する源になっていますm(_ _)m
現在、結婚式場のステンドグラス修理にかかり
そろそろ1週間になります。
ほぼ修理は終わり今日は新たな鉛桟(ケーム)
にパテを詰めて全体の磨きとクリーニングです。
今回のパネルは15年前に取り付けたステンド
グラスと言うことですが作品は点付けハンダ
で鉛桟の上から表面ハンダは施されていません。
そうなると、やはり金属疲労で点付けハンダ
された横の鉛桟が断裂されている個所が何と
10か所以上見つかり丁寧に再ハンダ付けして
直しています。それと表面の黒はブラックパテ
ィーナによる染めではなく噴きかけによる黒染
のようです。ですから色褪せた黒色を再現する
ことも困難です。周囲の鉛桟は10FHを使用
しており白錆が酷く、これもカッターで削り落と
し磨き直しているから想定以上の時間と労力が
かかっています。
以前、私が取り付けた20年前のステンドをリメ
イクの為取り外した時は周囲は真鍮の10FUを
使い、鉛桟は表面ハンダしていたので全く手間は
掛かりませんでした。
そうすれば作業効率のみを優先した作品作りは
10年後、20年後に影響が出て施主様に多大な迷惑
を掛けることになります。
多少、手間を掛けてでも最低限、表面ハンダと周囲
へ真鍮枠での補強は必要なのだと思った次第です。
にほんブログ村←にほんブログ村のランキングに参加しています。
クリックして応援お願いします。
☆ステンドグラスのホームページ
☆鉄ベース、お休みライトはこちら
☆ランプの通販