葉隠餡

今日は4人辞めていった。明日から5人入る。
来月は最後の同期も辞める。
ハハ、忙しい会社だ。



今日辞めた人達のうち、特に3人は古い人たちばかりだ。
そして、その3人のうち、一人は私の過去の直属の上司の女性。
また、残り二人も私が独り立ちするまでと、独り立ちした後随分フォローしてくださった人達だ。
退職について親会社も本当3人を惜しんでいた。
だが、今の会社(私の派遣先、親会社→　子会社　←派遣先という図式）は彼女を
目の上のたんこぶとしていた。特に今年の春先に体制が変わってから。
その上司は最後の賭けで挑み、去っていった。


一個人が会社に立ち向かう。
到底歯が立たないとわかってもやらなくてはいけない時がある。
自分の為に。


会社と闘うのはTVで見てるような綺麗な事ではない。
よく弁護士だの社労士など出てくるが、あいつらは金でしか動かない。
労働相談だって、あくまで相談なのだ。ましてこの辺りじゃ田舎でクソの役にもたたない。


自分は本当は立ち上がるべきだったのかと悩む。
だが、今回はずっと口を閉ざしていた。
過去の経験で学んだ。不当解雇されたくなければ黒くても多少は目をつぶれと。


私ももう、そんな臆病な年齢になってしまったようだ。


今日、その方に挨拶にいった。ちょっとした物を持参して。
「ぢゃるさんは本当最初は腹がたつ人だった。だが、本当丁寧な応対だとわかって自分も反省した。それを大事にここの会社は踏み台にしていいから頑張ってやって欲しい｣といわれた。
そそ、後もう一つ。「結婚はタイミングだからね、今度は幸せにね」と(苦笑)



上司もいなくなり、来月は最後の同期(たまにのみに行く)の送別会を自分で企画しなくてはいけない。新しい会社の友達も出来始めたが、やはり入社当時に世話になった人たちがどんどん去っていくのは非常にやりきれない物だと思った。理由が理由だから。


明日は初の土曜出勤。
気持ちを入れ替えて頑張らなきゃね。
そして、送別会の日程も決めなきゃだ・・・
そうやってみな過去の人になっていくのかと思った。