|
カテゴリ:食(雑談)
色々書きたいことが山積。でも、今日はサラッと書いて寝たいと思います。
以前も書いたのですけどね、マンナンライフ社の「こんにゃくゼリー」の話です。今回、こんにゃくゼリーを食べて子供が喉を詰まらせて死亡した事故を元に野田聖子消費者行政担当相がマンナンライフ社に「子供や高齢者が食べないようにする表示が小さいので自主回収しろ」と申し出たというニュースを見ました。こんにゃくゼリーで17人が亡くなった事実。これは痛ましい話です。 ただ、それを踏まえても、私は「自主回収」について疑問に思う部分が非常にあります。 そもそも、こんにゃくゼリーで死亡事故がクローズアップされて何年たちますかね。その度に「こんにゃくゼリーのメーカーがー」という話になりますが、今回、警告表示までつけて尚且つ、自主回収の要請ってどうなんでしょうか。表示が小さい、見難い、わかりにくい等の問題もあるでしょう。カップの形状の問題もあるでしょう。どうも、ココ数年、マンナンライフの話を見てると「メーカー責任」の視点から語られる事が多いように感じられます。多大にメーカーに安全性の配慮を求めているように感じるのです。これにはどうも首を傾げます。 食品の内容物(添加物等)についての安全性の配慮などはわかりますが、今回のケースの場合、食べる側の責任ってどうなのかと。そもそもこんにゃくゼリーって「嗜好品」じゃないですか。「食べなくても困らないもの」なんですよ。そもそもが。「食べるか食べないかの選択の自由」なんです。(主食もそうですけどね。ただ、生きていく上でこんにゃくゼリーって必要では無いと思います) 毎年正月になれば「餅を詰まらせて・・・」というニュースが流れます。でも、餅の袋に「子供に食べさせないで下さい、年配者は喉が細いので餅を小さく切って食べてください」なんて表記はありません。日本古来の食べ物であり「餅=喉詰まり」は日本国民なら誰でもが知っている事実だという前提だからでしょうか、注意書きは特に目立つように書いてある餅等見た事がありません。また、餅を詰まらせて死亡、餅メーカーを訴えたという話もあまり聞かない。 ただ、こんにゃくゼリーは確かに新しい食べ物です。嗜好品です。従来の「ゼリー」というものと食感が違うというのはわかります。(私も時々もらったりして食べています)そのような点では確かに注意書きや形状に気を使うのもメーカーの責任として問われる部分は大きい。更なる改善は必要でしょう。ただ、それを踏まえてもどうしても納得いかない。 「子供に与える食べ物を管理するのは親の役目」 「年配者については自己責任(自分で判断付かない人達は介護する側の責任)」 こんにゃくゼリーのニュースを毎回見るたび「なんで子供に与えるのか・・・」と感じます。親がまず食べる。そして安全を確認して子供に食べさせないのかと。今は「メーカーが安全というから子供に食べさせる」時代なのか。 「自分の安全は自分で守る。自分の子供や自分の身内の安全は自分達で助け合って守る」のが生きていく上での鉄則。しかし、鉄則を踏まえても事故は起きる。100%は防げない。 消費者行政担当相やマスコミは本当に消費者の安全を叫ぶのであれば消費者にも注意喚起をしてください。広告だってCMだってなんでもいい。「最後は自分、または親が子を守る」と。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[食(雑談)] カテゴリの最新記事
|