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カテゴリ:働く
今の会社に来て7ヶ月ちょっと。内、派遣社員で6ヶ月、現在は契約社員(3ヶ月更新)で企業の直接雇用になった。
私の会社はある大企業のグループ会社であり、そこそこの大手企業である。グループ会社であるが元は超大手企業から派生した会社であるので大企業に必ずつき物の「労働組合」なるものが存在する。特にうちの系統は結構労働組合がかなり強いらしい。そして旧態依然とした会社でありいまだに年功序列がはびこっており、さらに親会社からの「出向」なる名目で天下りが課長クラス以上が大半である。たたき上げはせいぜい主査がいいところらしい。 また、今時なのか、大企業ゆえなのかはわからないが、非常に驚いたのは「1分単位の残業申請」であり「年休消化必須」なのだそうだ。社員は何十日もある年休を消化しないと怒られるという。また、サービス残業は一切ない。私のいる部署は残業が割と発生するが、他の多くの部署は5時なら5時できっちり仕事が終わる。5時5分頃に電話をしても誰一人電話に出ない。たまに電話に出て「緊急なので」と話しても相手にしてくれない。一応、客商売の会社なのだが・・・ ここ数年、私の勤めていた環境は「正社員」なる人が全体の1割にも満たない環境で働くことが多かったが、現在の職場は三割位が正社員(残りは派遣社員)であり、契約社員なり派遣社員なりで構成されている職場に通っている。 現在の会社には労働組合が存在する。昔ほどではないが、やはりなにかと業務変更などがあると労働組合と調整をつけたりと大変なようである。週に1月に2,3回は「労組合からのお知らせ」なるものがある。内容は健康診断、職場環境提案、親睦会、労働組合役員人事等だ。 大手企業に勤めている方からすれば当たり前の話なのだろうが、私のような低学歴の人間にとって正社員であった事は過去、高卒後の就職先でたったの1年間しかない。そこも中小企業の会社である。労働組合が存在していたかどうかすら知らない。(本来あるのだろうが、存在すら知らなかった)その後も「超大手」なる会社の末席にいた事もあるが、それはアルバイトやパート、または派遣社員として所属していただけであり、労働組合などという言葉はどこ吹く風であった。 それゆえに今の会社にて「労働組合」の告知が色々な面でもの珍しい。 いや、アルバイトだってパートだって労働組合に加入していた会社もあったが、そんなのは知らされてはいない。お金だけ引かされて保養施設すら使えない会社ばかりであった。 この会社で労働組合というのは誠によいものだと知った。 ・正社員だと親睦会で飲み食い無料がある(契約社員有料。参加OKだが、知らされない) ・正社員だとインフルエンザ予防接種の補助金が受けられる(契約社員全額負担) ・正社員だと健康診断が家族の分まで受けられる(契約社員は自分のみ) ・正社員だと「職場環境改善提案」なるものを出す事が出来る(契約社員は対象外) ・正社員だと所定の休み以外に労働組合で定めた休みがあり、当然給料はでる。(契約社員は所定の休みのみ) ・正社員だと福利厚生施設の割り引き等が受けられる。(契約社員は受けれない) ・正社員だとボーナスの団体交渉がある(契約社員は参加できない) たった7ヶ月ちょっとでこれだけの事を知った。うらやましいなぁと。ちなみに派遣社員から現在契約社員に切り替わった私であるが、残念ながら上記の対象はすべて「正社員」の方のみである。同じ社員と名がついても私は「契約社員」なる3ヶ月更新なのだ。一応、ボーナスは1,2万程度は出るらしい。そこは派遣との違いだろうか。 以前、自分が会社を不当解雇になりそうなとき、ある人に言われた。「正社員は助けてくれるけど、あなたはパートだからね、組合も真剣に動いてくれないよ」と。 確かにそうだった。私のときも、私の同僚のときもそうだった。組合費だけ天引きされてはいたが。 何年私は社会人をやってきたのだ?と自問自答する。今更こんな事に驚く自分に。 今更の自分に苦笑せざるを得ないのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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