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先日1M20位のガラス扉付きの棚を購入。今まで3段ボックスで代用してきたが、流石に荷物が多くて収納しきれず、今回来客が泊まるのを兼ねて収納棚を買った次第だ。 棚を欲しいと思ってから・・・丸6年の月日が過ぎようとしている。 棚自体は7千円程度のもの。今の収入なら7千円位なら問題ないが、棚を買うまでに丸6年かかったなと感慨に耽る。 H15年秋に私はこの家に住みだした。以前も書いたけど、あの時は前の旦那と結婚して1月半で下着泥棒(名前書いた幼児用パンツを盗んだ)で逮捕された。借金取りが家にきた。こわくてあれこれ考えた末、仕事で通っているこの街に住まいを構えた。 とにかく裁判で先がどうなるかもわからないからこの家を借りた。 札幌には沢山の悲しい思い出がある。誤解されてきた歴史とか。私にとって札幌はふるさとではない。札幌に帰るのがベストとわかっていてもこの街に残った。 裁判他ゴタゴタがすんで、私の当時の仕事も退職したら東京に行こうと思っていた。東京近郊で暮らしたいと思っていた。週末は美術館めぐりをしたかったし、友達も東京に何人かいる。こんな中途半端な街は嫌だった。なにより、街の人柄も私にはまるで理解できない人たちだった。 そんな理由から棚を買うのを控えていた。3段ボックスなら私でももてるし、最悪引越しの時に捨てていける。新しいのをかっても千円程度だから買い換えるのも簡単だ。だから札幌から持ってきた3段ボックスを使っていた。 そのうち、彼氏が我が家に引っ越してくる。手狭になったこの家を引っ越す事も考えるが予算や立地で今より納得のゆく物件が見つからない。。。 棚をまだ買わない・・・3年、4年、5年・・・・ 5月下旬でここの県民になって丸6年になるんだ。 やっと、やっと棚を買ったよ。 理由は来客が来る為だけど、自分の中では「やっとこの地に少し落ち着いて暮らしていく為に棚を買った」というのもある。 新しい棚はまるで6年前からあるように家に馴染んでいる。 不思議だ。 凄く不思議。 3段ボックスの中味をどんどん棚に移し変えていった。なんだか、少し心が落ち着いて来た気がする。そう、荷物も道具も自分もどんどん整理して棚に移し変えなきゃいけないのだ。 6年目に増えた家具「棚」 この街を嫌いでなくてすみやすくしていく為に歩き出した自分へのお祝いかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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