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先日携帯電話で書いて、途中で電池切れになったからアップしなかった記事があったので、時間が過ぎちゃったけどアップしておきます~~。
ただの愚痴って感じの、当日の感想です。 今、医療部会に出席した帰り道なのですが。 今日のテーマは医療法の改正(ほとんど改正しなくて通達で済ますだけみたいですけど)を今国会内で閣議決定しないといけないから、ということで『医療法人について』でした。 規制改革との整合性を確認する、みたいな作業をしただけの会議でしたので、まぁ、内輪(要するにお医者さん達同士)で、手打ちしてシャンシャンという感じで、私のような立場では、関係ない話がほとんどだったのですが…。 医療法人てなんか、普通の社会通念とは違うところに存在しているんだなぁと、あらためて思いました。 まぁ、私には関係ないしわからないけど、 医療の非営利性が大前提だから民間の営利組織と手を組んじゃダメ(病院の役員に営利組織の人を入れちゃダメ) とか言いつつ、 病院の役員が営利組織の役員するのはOKよ とか。 地域の事情とかあるんでしょうけど、何か変なの、って感じでした。 医療部会に出てていつも違和感あるのが、民間の営利組織はもうけ主義、銭ゲバで、医療は非営利で常に善良、みたいな物言いが当たり前な感じになっていること。 あのねぇ・・・、 って言いたくなる。 あの部会に出てると、私なんかにはお医者さん達の方がよっぽどお金に執着してるように見えるし 民間の企業だってもちろん色々だけど、少なくともある程度以上の規模の企業なら、コーポレートガバナンスとかコンプライアンスとか社会貢献とか意識してるし、製品にしろサービスにしろ、価格だって、消費者のニーズと折り合うところにあるから、そんなにアコギなことにはなってないというか こういう活動するようになってから、というかこの会議に出るようになってから、私は 『お医者さんという人種は、その年齢に達するまでに一般的な社会人が経験などから体得している常識とか社会感覚が根本的に無い人で、その人達だけで通用する常識に支配されていて、そのことに気づきもしない人の集団なんだなぁ』 と、思うようになりました 言っても通じないし、日本の医療ってこのまんまずっと行くんだろうなぁ、と思うから、もう言わないけど。 言ったところで、別に私には何の得もないし疲れるだけだから。 そんな中で東大法学部教授の樋口範雄先生のご発言は、我が意を得たりというか(私にはとてもあのように的確に発言する能力はありませんけど)、言っていただいて嬉しかったというか、痛快でした まぁ要するに、あの会議に医師という職業についていない人が出たら、ふつうに感じる違和感を、見事に表現してくださっただけなんですけど。 そのうちに(忘れ果てたころに)議事録が出てくると思いますので、もしご興味がありましたらごらんください。 では~~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
医師会>医療法人
医師会=医師の集まり 医療法人=会社の集まり 一般の企業ではありえませんが 個人(会社の代表者ではなく)が組織の集まりより 強い業界は他には無いです。 このあたりは異業種から業界に係わった者が ぶつかる障壁です。 この辺が違和感・・・なんだと勝手に思ってます。 (2012年05月02日 22時47分00秒)
書き込みありがとうございます。
日本医師会は、特殊な集団で、 >医師会=医師の集まり という集団とは微妙に違うんですね…。 弁護士の免許を持っている人が全員所属している日本弁護士会とちがって、日本医師会は医師の免許を持っている人が全員所属しているわけではなく、開業医の人たちが、高い入会金と年会費を払って会員となっている、自営業者のロータリークラブみたいなところなんです。 だから、一般の勤務医の人で正会員になっている人はすごく少ないというか。 それに、日本医師会の中で役員をしている人たちは、大体が親子2代とか3代とか医者を世襲しているような人たちで、日本の医療がどうのこうのというよりは、自分たち(開業医)が、のんびりと既得権を維持できればそれでいい、というような考え方で。 医療の難しい点は、国民皆保険で価格が設定されていて、治療の技術やサービス内容のレベルが低くても、同じ病気の治療であれば、同じ収入になるので、いい病院だからもうかって、ひどい病院だからつぶれる、ということにならないところなんです。 高齢者の肩や腰の痛みとか、治療に高度な技術を必ずしも必要としない慢性疾患とか、そういうところの診療報酬が日本医師会にがっぽり確保されてしまうので、高度な技術や難しい医療に取り組んでいる病院とか、地方の総合病院とかが、利益を確保できなくて苦しんでいるんですけど…。 勤務医の人たちも、所詮はお坊ちゃまが多いので、自分たちの労働環境を自分たちが経営者と対峙して改善するという意識は全く持っていないようで…。 誰かが環境を整えてくれるものだと思っているようです。 サービス提供側(医療者)にエンドユーザー(患者)のニーズを満たすという感覚が基本的にない業界なので、まぁ、当事者同士で勝手にもめててくれ、と思ってしまう今日この頃です…。( (2012年05月04日 14時30分45秒) |