山陰の人物3 ~生田長江~
日野町根雨に延暦寺というお寺があります。そのお寺の境内には「生田長江」という人物の顕彰碑が建てられています(写真)。顕彰碑は、国道181号線を日野方面へ、途中、根雨の町中へ入り、根雨駅近く延暦寺境内にこの碑はあります。当館から、大体40分程度です。 今回はこの「生田長江」について少しご紹介してみます(*^_^*)生田長江は鳥取県日野郡日野町出身、明治~昭和初期の文学者・翻訳者です。本名は生田弘治といい、「長江」はペンネーム(上田敏という人につけてもらったのだとか)。ちなみに、本名の「弘治」は誕生日が弘法大師の縁日であったことと、父・喜平治の「治」をとって、「弘治」と名付けられたそうです。そして、生田長江の業績を簡単に見てみます。長江の業績は多岐にわたりますが、特に注目されるのが、1.翻訳活動、2.新人発掘・育成です。翻訳活動では、主にニーチェの著作を翻訳。日本にニーチェを紹介し、彼の翻訳によって文学界に新たな影響を与えたといえます。長江は翻訳家という活動を重要な事と考え、それが作家の下に位置するものと考えるのは間違いである、と考えていました。新人の発掘・育成という面では、面倒見が良く、明るい人であったようで、彼を慕ってくる門人、そして長江によって世に出る作家も非常に多かった。そんな、多くの近代文学者の先生であった「長江先生」。なかなか注目されないのが残念ですが、文学界に大きな影響を与えた人物といえます。参考資料 『郷土出身文学者シリーズ6.生田長江』鳥取県立図書館 平成22年3月発行参考URL http://my.sanin.jp/site/page/hino/choukou/ご宿泊予約は楽天トラベルまたはサンルートwebからどうぞ