財布のひも、2カ月ぶりに締まる 10月消費者態度指数
内閣府が12日発表した10月の消費動向調査で、消費者の財布のひもの緩み具合を示す消費者態度指数は前月より4・2ポイント低い41・2だった。下がったのは2カ月ぶり。東日本大震災後の2011年4月に5・3ポイント下がって以来、2年半ぶりの大きな下げ幅だった。 指数をつくる「収入の増え方」「雇用環境」など四つの指標がすべて前月よりもマイナスだった。10月の指数は10カ月ぶりに過去の平均も下回ったが、台風が多かったことや、米国の債務不履行の問題が取りざたされたことが反映されたとみて、消費者心理についての判断は「改善基調にある」と据え置いた。 同じ調査で1年後の物価の見通しをたずねたところ、「上昇する」と見込む消費者の割合は89・5%だった。これまでの最高は08年7月の89・3で、これを更新した。政府がモノの値段が下がり続ける「デフレ」からの脱却を目指していることや、最近の消費者物価が前年を上回っていることが影響している。中々興味深い記事。これから上向くことを期待しています。