今月の初め、我が家の長女がインフルエンザA型に罹りました。
そのときに小児科に行き、タミフルを処方してもらうか否かで迷ったんですよね。
先月にも2件、中学生の男子がタミフルを飲んだ後で異常行動を起こしたという新聞記事を読んでいましたから。
かかりつけの小児科の先生は、論文の資料などを見せてくれながら、「この論文では、タミフルと異常行動との間に因果関係はない」といいました。それでもタミフルを飲ませるのが不安なら、他の薬もあるので、そちらを処方してもいいよと。
私は悩んだ結果、タミフルではない別の薬(リレンザ)を処方してもらいました。
飲ませ方がややこしいということでしたが、思ったよりすんなり飲ませられたので、一安心でした。くわしい経緯については
3月3日の日記に書いています。
長女の次には次女もインフルエンザに罹り、彼女にもリレンザを処方してもらいました。
インフルエンザに罹ったら、まる2日間は子どもから目を離さないように言われたので、緊張しながら看病したんですよね。幸いに2人とも、高熱を出した翌日には熱も下がり、食欲も出たので落ち着いたのですが、最近のニュースを見ると、タミフルと異常行動との因果関係を示唆する声があがっているようですね。10代の子どもに処方するのは原則中止するように、厚生労働省が中外製薬に指示しています。
しかも、です。
このタミフルと異常行動との因果関係を調査する立場の教授に、中外製薬から寄付金を渡していたとか。
この記事を読んだ時、「ちょっと待ってよ!」と思いましたよ。
どう考えてもおかしいですよね。
私が小児科医から見せてもらった資料が、もしこの教授らの調査したものだったとしたら・・・。タミフルと異常行動との間に因果関係はないといった調査結果が、もし寄付金の件で歪められていたら・・・。全ては仮定の話ですが、直接わが子にもかかわってくる問題だけに、恐ろしい気持ちがします。
医療の専門家ではないので、自分で調査したり研究したりできないのは当然です。公の調査結果を鵜呑みにするしかないんですよね。
でも、今回のことで、いろいろな選択肢を提示してもらうことは大切だなと感じました。もちろん私は医療については素人ですが、小児科医からきちんと説明を受けて、自分でも新聞を読むなどしてある程度の知識を得て、最善と思われるチョイスをしなければいけないなと思いました。