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蘇芳色(SUOUIRO)~耽美な時間~

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2019/01/26
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カテゴリ:韓流ドラマ&映画
禁足令により、東宮から出てはいけないと高麗王に指示されたウォンですが、無視してサンのいる牢屋まで来ます。
ウォンに対して、世子としてあいさつするサン。
彼女が着ているのがリンの服だと、すぐに気が付くウォン。(いや、リンとどれだけ仲がいいの、ウォンは。だってリンは王族だから服だってたくさんあるでしょうに。しかも普段着っぽい地味なやつ)

いつ自分のことを世子だと気が付いたかと問うウォンに、「ワン・ジョンとの結納の日です」と答えるサン。その時を思い出すウォン。
そして高麗王に酒をかけられ辱めを受けた時にいた女人も、サン本人だったのかと問うウォン。
頷くサンに、ウォンは次々と問いかけます。
けがをした自分に氷を当ててくれたこと、首飾りの指輪をくれたこと、それらが全部同情からなのか?と聞きます。
「その後私に懇願した。”私を妃に選ぶな”と」
「すみません」とあやまるサンに、お前らしくないと笑うウォン。

壁にもたれて座り、私の横に座れというウォンに、サンは首を横に振ります。
「私が世子だから?妃が決まったから?」と寂しげに言うウォン。
サンはただ黙ってウォンを見つめます。
「なぜ、”私を選ぶな”と?想い人がいるから?」と重ねて問うウォン。
「ダン様が妃になれば、リン様が元に行かなくて済むからです」と答えるサン。
自分を犠牲にするのかというウォンに、元に行ってみるのもいいかもしれないと言いかけるサンを「そんなに甘くない」と遮るウォン。
「私は嫌だ」と。

サンは、自分の父ウン・サンベクの行方が心配だと言い、またリンがサンのために高麗王の護衛と闘ったので、それも気にかかると、ウォンに頼みます。
「ハンチョンの心配はしないのか?」と言うウォン。
「お会いになったら、”ソファが感謝している”とお伝えください。私のために陰で尽力してくれたことを、最近知った。私を守ってくれていたと、ようやく知った」
そうハンチョンに伝えてくれと言うサンに、「伝えぬ」と答えるウォン。
以前のソファに戻れるように努め、ハンチョンに直接伝えろと言います。

牢を出ていくウォン。
護衛から、ウン・ヨンベクの行方の報告を受けます。

そのころ王妃は、高麗王の寝所に行き、元の使臣団への宴の提案をします。
了承する王のそばには、ブヨンが侍っていました。
苦々しく見る王妃。
王妃がいるにもかかわらず、ブヨンを傍に座らせ、髪をなでる高麗王。

高麗王ってほんと人間が未熟だと思います。
なにも正妻の前で、愛人とベタベタしなくても。ブヨンもふてぶてしいし。
王妃がプライドが高く、彼女の身分の高さに頭が上がらないとしても、王妃は高麗王を愛しているのだから、彼の仕打ちはひどいな~と何度見ても思います。
いつかバチが当たるぞ怒ってる(当たったけど)

王妃が高麗王のところに行ったと報告を受けたウォンは、
「私にもよく分かる。己の想いを拒む相手のそばで、日増しに枯れていく心を、ずっと見てきたから」
そう言って、サンがくれた指輪を見つめるウォン。
「どちらが難しいだろう。そばに置き、自分の心を殺すことか、それとも会わぬことか。忘れることを望みながら」
自分の思いを受け止めてもらえない苦しみを、かみしめるウォンなのでした。

いや、自分のことを好きではなく、まして自分の親友のことを好きな相手をそばにおくって、どれだけMなの?しかもその親友も彼女のことを好きなんだから、それ地獄ですわ。
止めた方がいいよ、ウォン。雫

サンの名がすでに貢女の名簿に書かれ、それが使臣団に渡っていると知ったウォンは、サンの師匠イ・スンヒュの助けがいると判断します。
そのころ王妃の護衛もイ・スンヒョをさがし、捕えていました。

ワン・ヨンの家では、王妃付きの宦官が、リンが王の護衛と闘ったのは、王妃の命令でサンを守るためだったと王妃がとりなしてくれたと報告に来ていました。

その宦官は、実はソン・インの間者だったのですが、リンは彼が怪しいと見抜いていて、「お前は誰の間者だ」と攻め立てます。リン様は何をしていても凛々しくて素敵ですダブルハート

ダンと彼女の部屋で話しをするリン。
自分の代わりにサンが貢女になるのではないかと心配するダンに、世子様が何とかするから心配するなというリン。
「お嬢様が好きなんでしょ?」と、いきなり剛速球の直球を投げるダンに驚くリン。
「見ればわかる」とダメ押しまでされて。
「心は見えぬのに分かるのか?」ってつい本音が出たようです。ぽっ

みるみる涙を浮かべるダンに「どうした?」と焦るリン。
「世子様もお嬢様に心を寄せているんでしょ?世子様のまなざしを見て分かった」というダンは、ただの甘やかされたお嬢様ではないみたいです。だいたい恋のライバル役って、意地悪な女の子の設定が多いのですが、このダンは、泣き虫だけど、底意地が悪い性格ではないようです。私はむしろかわいらしいと感じてしまいました。ダンが自分の醜い心の中を、リンたちに吐露するんですが、そういうところも好感が持てます。誰にだって醜い心はあるもので、自分のその醜さに悩み苦しむところがいい子だなと。

「お兄様もソファが好きだから、世子様とソファの仲を引き裂いてくれるかも。駄目なら私が引き裂く。私はこんなことを考える人間なの」と言って泣くダン。

いや、それってフツーですから。恋する乙女だったら当たり前の気持ちですから。

ダンのそばに行って優しく涙を拭いてやるリン。

あ~~~~、サンもだけど、ダンも超羨ましい!!
あんなふうに、リン様に優しく涙を拭いてもらいたい雫

「世子様の”一番”はサンお嬢様でしょ?”一番”ははってきりお兄様だと思ってた」というダンに「私か?」と笑うリン。ダンもブロマンス脳のようです大笑い




王妃に呼ばれ、王宮に出向くリンの前にウォンが現れます。
牢の中のサンに会ったと告げます。
見張り番がとがめられるのでは?と真面目なことを言うリンに、聞きたいことを聞けというウォン。
ようやく「サンお嬢様は?」と聞くリン。
「泣いてはいなかった。私には涙を見せないだろうな、寝ながら泣くことがあっても」というウォン。
彼もサンの気持ちが自分に向いていないのは自覚しているんでしょう。

サンが貢女になるのを防ぐため、王妃と世子は学者イ・スンヒョの力を借りようとします。
イ・スンヒョはそれを断り、代わりに自分の弟子を手伝わせると言います。
扉の向こうにいたのは、サンでした。
驚くウォンとリン。

半日後に行われる元の使臣団の宴までに、サンに名前が書かれている貢女の名簿をなんとかしなくてはなりません。
ウォン、リン、サンは歩きながら話し合います。と、サンがつまずいてしまいます。とっさに支えるリン。一歩遅れてウォンもサンの手を取ります。
さすがリンはサンを見守り続けているだけあって、ナイスタイミング星

語り合う3人を見ながら、王妃とイ・スンヒョが話しています。
世子が初めて力を得たいと言ったのは、あの娘のためだという王妃。
「女人一人のために?貧弱で危うい名分です」というイ・スンヒョ。
「1人の女人さえ守れぬ者が、国を守れるはずがない」という王妃。

さすが王妃です。女人を助けたいということが貧弱な理由だというイ・スンヒョはジェンダー的には問題ありですね。王妃は、高麗王との軋轢があるので、一人の女性(王妃)を守れない高麗王が、この国を守れるはずがないと思っているのです。なので、サンを全力で救おうとするウォンは、国を統治する能力がある世子なのです。

ウン・ヨンベクを助けるようウォンに指示され、その場から離れるリン。
その姿を名残惜しそうに見送るサン。
ウォンと話をしながらも、リンのことが気になります。
父の常備薬のことをリンに教えようと、彼に駆け寄ります。
スカートを踏み、リンに抱きつくサン。驚きながらもサンを抱き留めるリン。

このシーンも大好きすぎて、エンドレスリピートハート

話し終わっても、離れがたい2人。
では、と立ち去っていくリンの姿を見つめ続けるサン。
もう完璧に両想いだと分かる2人ダブルハート
複雑な表情で見るウォン。

ウン・ヨンベクをソン・インの館から救助するリンたち。
一方サンは、元の使臣団から貢女の名簿を盗みます。

ウォンは元の使節団と会い、サンの名簿を見せて破棄を交渉します。
ここの交渉手腕はさすがです。

サンの貢女はなくなり、ウン・ヨンベクも救い出せて一件落着…のはずですが…。

高麗王による罷免を待つまで、再度牢屋で待つようにとサンにいうウォン。
リンが送ると言うと、話があるのでここに残れと言うウォン。
リンの代わりにキム内官がサンを送ることになりました。

牢に向かうサンに、牢は寒いからと自分の着物をかけてやるウォン。それを見つめるリン。
複雑です。リンは9話で自分の上着をサンに渡したものの、着せてやりはしなかったですよね。
そこがウォンと違うところ。

キム内官と話しながら牢に向かっていると、怪しい者たちがやってきて、サンとキム内官を取り囲みます。
キム内官が助けを呼びに行き、サンは短剣を手にします。

そのころウォンとリンは酒を飲みながら語っていました。
「ほんの一瞬、ソファを送り出そうかと思った。よい思い出だけがあるときに、縁を切ったほうがいい。花も、盛りの時までが美しいものだ。しおれ始めた花は見ない方がいい。しおれゆく姿を見れば、盛りの時の記憶も損なわれる。そう己を納得させた」とウォン。
「ではなぜ止めたのですか?」と聞くリン。
「耐えられない、ソファがそばにいないと」とウォン。
「”そばにいてくれるか”と尋ねましたか」と真っ当なことを言うリン。
「いや、まだだ」というウォンに、
「尋ねて拒まれたら?」と言うリン。
え?そんなこと言うの、リンにしては珍しいです。
「関係ない。私はソファがいないとだめなんだ」ってわがままなウォン。相手の気持ちを考えないと!
「鳥籠に閉じ込めると?」
「そうだ」
「鳥籠の中で不幸になったら?」
「それはない」
「なぜ断言を?」
「不幸になると思っているのか?私のそばで?」

なんとも自信過剰の世子と、あくまでも相手の気持ちを優先するリン。
権力があって自信過剰なウォンのほうが、なんだか恋においても有利になりそうな、悔しい気分。
リンは相手の気持ちを慮りすぎて、自分の気持ちを後回しにするから、幸せを逃してしまいそうで怖いです。



そうこうしている間に、サンはムソクとソン・インによって連れ去られます。
ソン・インったら、ウン・ヨンベクを連れ去られたのがよっぽど悔しかったのか、サンの頭を殴って気絶させるなんて。ウォンが見てたら殺されるよ?

キム内官から知らせを受けて、サンを探すウォンとリン。
彼らの目に映ったのは、逃げるムソクと派手な馬車でした。

12話に続く。





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最終更新日  2019/01/26 01:39:25 AM
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