2019/01/28(月)00:00
「王は愛する(왕은사랑한다)」13話
ウォンは学者イ・スンヒュのところに行き、帝王学を学ぶにあたっての心構えを聞きます。
離れたところで護衛するリン。
そこへサンが花チヂミを作って持ってきます。
「変わった花チヂミですね」といい、微笑みながらサンを見るリン。
「私が作りました。先生の好物です」と答えるサン。
どう見たって仲の良い恋人同士にしか見えません。
ああ、リン様の微笑みステキ
味見をしますというリン。
はいはい、愛する人の作ったものが食べたいのよね~。
サンは味見係を?と言っていたけれど、いや、ただ単にサンの料理が食べたかっただけでは?
サンも「このきれいな物を」と言って、リンに出来のいい花チヂミを食べてもらいます。が…。
花チヂミを口に入れたとたん、驚いてサンを見上げるリン。
「あなたは味見を?」
「ええ」
「味が…」
「美味では?皆喜んでくれます」
苦笑するリン。
後のシーンで出てきますが、サンは7年前の事件から味覚を失ってしまったのでした。
母親が死んでしまったのは自分のせいだと思い込み、死んだ母親に申し訳なくてご飯を食べられなくなったとか。心に傷を負ってしまったサンがかわいそうで
塩辛い味付けが多く、リンが食べた花チヂミも同様だったと思われます。
それにしても冷静に対処したリンはさすが。
はっきり不味いって言わないで、味が…と控えめに言うところが、相手を傷つけない気配りができるリンらしいです。(べた褒め)
ソファがご飯を食べられるようになったのは、料理をさせたからだというイ・スンヒュ。
「世の中には己が楽しむより、他人を楽しませることに喜びを感じる人がいます。まさにソファです」というイ・スンヒュ。
「知っています」というウォン。
「そんな王におなりください。民の喜びを我が喜びとする王にです」とイ・スンヒュ。
さすが学者。ソファのエピソードから、うまく帝王学に話を持っていきました。
ウォンは苦悩の表情を浮かべます。
「ソファは誤解している」と。
7年前の事件は、ソファのために母親が死んだのではなく、盗賊がウン家の馬車を襲うと知っていて、役人に知らせなかった自分が悪いのだと。
リンは知らせるべきだと進言したのに、自分はウン家の財産と私兵のレベルがどの程度か知りたくて、役人を呼びに行かせなかったのでした。
サンとリン、ウォンの3人で酒を飲んでいるとき、ウォンはサンに王宮に来るようにいいます。
しかしサンは父親とイスラム帝国に行くというのです。そこに父親の持病を治せる名医がいるからだとか。
リンにその名医を高麗に呼び寄せろと言うウォン。
しかしサンは親子水入らずで過ごしたいと、ウォンの申し出を断ります。
この時、サンはリンからも離れようと思っていたのかな。
リンへの自分の気持ちは自覚しているはずだけど、リンとウォンの友情を守るために、自分は身を引くつもりだったのかな?
ウォンは7年前の事件の時、盗賊の他に刺客がいて、盗賊も皆殺しにしていたと言います。
サンは、どうして見て見ぬふりをしたのかと問います。
あの時は興味本位で”止めたくない”と思ったんだと答えるウォン。
目を伏せるサン。
いまからでも真相を突き止めようというウォン。
そこにサンの父・ヨンベクがやってきて、私たちは復讐を諦めましたと言います。
ウォンは、名医を呼び寄せるので、サンを自分のそばに置くといいます。
あれ?それはサンに断られなかった?それでもウォンは納得できないのかな。
ウォンが帝王学を学ぶため、官職につけるべきだと、王妃は高麗王のもとへやってきます。
そして主要な官職をウォンのために任命するよう強要します。
まだ自分の軍隊が、ウォンによって抑えられているため、高麗王は仕方なく王妃の言うとおりにします。
が、それでは腹の虫がおさまらない高麗王。
王妃が一番嫌がることをします。ブヨンを妃にするというのです。(いわゆる側室というやつですか)
そして名前も新たに、誰とも比べられない存在なので”無比(ムビ)”とします。
王妃の顔を見ながら、「無比」と呼びかける高麗王。「はい、王様」と甘ったるい声で返事をするブヨン。
ほんとこのバカップルは見ているだけでむかつきます。
王妃の気持ちを考えると、殴ってやりたい気分
ウォンが軍隊についての話をしているとき、リンは考え込んでいます。
何を考えこんでいるのかウォンに聞かれ、
「まことに8年前の事件を探る気ですか?」と答えるリン。
あ、7年前から8年前に変わった。
ということは、ウォン、リンとサンが出会ってから1年が経過したということでしょうか。
事件を明らかにするというウォンに、リンは「実は…」と何か言おうとしましたが、そこに王妃が来て、話を続けられませんでした。
リンはきっと8年前の事件に、自分の兄ワン・ジョンが関与しているとウォンに言いたかったのでしょう。
自宅に帰り、父親のワン・ヨンに、ウォンが8年前の事件の真相を探るようだと言うリン。すべてをウォンに話すというリンに、ワン・ヨンは、人殺しを強いた罪でワン・ジョンはつかまり、自分たちは逆賊だと見なされると言います。
話を聞いていたダンが「私はどうなりますか?人殺しの妹でも世子妃になれますか」と涙を浮かべながら言います。
苦しい表情のリン。サンのために事件の真相を暴けば、最愛の妹を不幸にすることになるのです。
東宮でサンが来るのを待つウォン。
サンはピヨンと自宅で支度をしていました。
ウォンにかたき討ちを手伝ってもらっては?というピヨン。そして「意中の人にもお会いになっては?」と言います。「口うるさいわね」と言うサン。
いや、意中の人にはひんぱんに会ってますから
そこにウン・ヨンベクがやってきて、サンの真意を確かめようとします。
あれほど母親の仇を打ちたいと言っていたサンが、全て諦めて自分と一緒にイスラム帝国へ行こうとするのはなぜか。
刺客の黒幕が、ワン・リンの兄と仲がいいからではないかと言うウン・ヨンベク。リンとあの家に害が及ぶから、すべて諦めたのだなという父親のことばに、「ワン・リン様もダン様もいい方々です。あの次男は最悪ですが」と答えるサン。リンのことが好きだからだよね~~
「すべて諦めてこの地を離れるのか?」というウン・ヨンベクに「はい」と答えるサン。
この”すべて諦める”というのは、リンへの想いも諦めて、彼から離れてもいいのか?という意味で聞いたと思ったんですが、そのすぐ後で、まめができるほど武術の練習をしているのに?とウン・ジョンベクが言ったので、「へ?」と思いました。
さっき、蛇の刺青の男を探していたサンのことを心配していたって言ってたよね?
仇討ちをしようとするサンが心配だったんじゃないの?
自分と一緒にイスラム帝国に行った方が、サンは安全だと思うんだけど。リンとは離れてしまうけど。
ちょっとここの父親のことばの真意がわかりません。
リンの家では、泥酔したワン・ジョンが帰宅し、千鳥足の様子を苦々しく見るリン。
ほんと、この次男のおかげで、リンはサンに申し訳ない思いでいっぱいなのに。
イ・スンヒュに、自分の代わりに世子を手伝えと言われるサン。父とイスラム帝国に向かうまでの10日間、昼間は世子を手伝い、夜は仇を探せと言われます。
翌日、ウォンに再度8年前の事件に兄が関与していると言おうとしたリンでしたが、ウォンが聞く耳を持たず、また言うことができませんでした。
将軍たちとの会議中、兵倉が空だったと報告を受けるウォン。すべてはウォンの足をすくおうとしている高麗王とその側近たちの仕業でした。
リンはウォンに8年前の事件に、兄が関わっているといいます。それゆえ私も共謀者うというリン。正直者すぎるよ
兵倉の件で王妃に協力を請いに行ったウォンに、王妃は世子妃はウォンの役に立つ者でないとだめだと言います。そして世子妃候補のダンの欠点を探すとも言います。
王妃は我が子可愛さに、ウォンの気持ちがサンにあることを知って、彼の想いを遂げさせてやりたいと思っているのでしょう。サンの気持ちはウォンにないことを知っているのに。
さっきリンから、8年前の事件の関与について話を聞いただけに、これがダンを世子妃から追い落とす材料になりそうだとウォンは気づいたのでしょう。
外でウォンを待つリンの顔を見て、複雑な表情をします。
そこに、ウォンの仕事を手伝いにサンがやってきます。
サンの姿を見て、と~てもうれしそうなウォンとリン。
サンは、母のかたき討ちを手伝うのはやめてほしいと頼みます。
驚くウォンとリン。
「刺青の男を追っていたのに諦めるのですか?」と言うリン。
「わかった。リン、もう何も言うな」というウォン。
夜、ワン・ジョンの後をつけるサン。ムソクと落ち合うワン・ジョン。さらに後を追おうとしたサンの腕をつかんだのは…リン様
サンのことを尾行していたというリン。どれだけサンのことが心配なの
サンがウォンに、仇討ちを手伝ってくれなくていいと言ったのは、自分でかたをつけようとサンが思っていると、リンは気が付いたんでしょうね。
会わせたい人がいるというリン。
リンがサンに会わせたのは、8年前の事件の時、現場に居合わせたケウォンという男でした。彼は刺客のムソクが、後からやってきたワン・ジョンに合図を送られて頷いているのを見ていたのです。
サンの母が殺された事件にはワン・ジョンが関係しているという証言をサンに聞かせるために、彼女を連れてきたのでした。どこまでも正直者すぎるリン。
しかし予想に反してケウォンはワン・ジョンとムソクが目で合図を送っている部分だけ言いません。
リンは、まだ続きがあるだろうとケウォンに迫りますが、彼はしらを切ります。
どうやらウォンが手を回していたようです。アンサンの店で護衛に報告を受けています。
すごいわ、ウォン。
そこへアンサンがやってきて言います。
「リン様の噂話?ソファとお似合いだわ。まさに天が結び付けた最高の伴侶です。リン様の方がご執心のようだね。ずっと見つめてる。ソファも名家の娘なんだろ?お似合いだ」
苦々しい表情のウォン。
護衛が気遣って、アンサンを部屋の外に出そうとします。
「2人の仲を取り持って正解です」といいつつ、部屋の外に出されるアンサン。
悲しい顔のウォン。
このシーンね、アンサンは何のつもりでこういうことを言ったんでしょう。
ウォンの気持ちは分かっているはずなんですよね。ウォンは自分の気持ちを素直に出していますから。それなのに、そのウォンに向かって、サンとリンが両思いだと言った意図は?
リンが自分の気持ちを抑えて耐え忍んでいるのを見て可哀そうだと思ったのかしら?
サンもリンが好きだと分かっているので、ウォンにくぎを刺しているのかしら?どちらにしろ、リンサン推しの私にとって、アンサンのことばはうれしかったなぁ~
リンは、ケウォンの後はソン・インの手下だった塩売りのところにサンを連れてきます。
そして聞きたいことを聞くようにと言いますが、サンは断ります。
ウォンの手助けを断ったのは、リンの兄が絡んでいるので、リンも巻き込まれるかもしれないと思ったからだというサン。
「私の心配を?」とリン。
一人で戦うというサンに「どうしても真相を知りたのですよね?」と問うリン。
「真相を知ってこそ、再出発できそうです。そうすれば、負い目を感じずに、おいしいものを食べ、好きな人を想って生きていけそうです」そういうサン。
え、好きな人を想ってって、その好きな人の前で言っちゃう
見つめ合う2人。
2人の姿を陰からうかがうムソク。彼はその様子をソン・インに報告するのでした。
ソン・インは、ウォンの弱点をやっと見つけたと言います。ウォンを支えているのは兵ではなく、子どものころからずっとそばにいるリンだと。分身のような2人だったが、ようやく2人を引き裂くすべが見つかったというソン・イン。その手段はサンでした。
これからどんどんリンが追い詰められていく~~~
ウォンと仕事をするサンが、席を外そうとすると、リンは彼女を心配して送っていくといいます。
その必要はないというウォン。リンは、昨日の夜サンは一人でソン・インの家に行っていたと声を荒げます。護衛をつけた、ソファは私が守ると言い切るウォン。
リンは力なく「出過ぎた真似を」とうなだれます。(かわいそう)
そこへ王妃の使いがやってきて、リンを呼び出しました。
尋問場へ連れていかれるリン。
そこには8年前の事件の時、生き残った盗賊の1人がいました。そして当時のことを証言しました。
ある人に依頼を受けて盗みをしたと。しかし皆殺しになったというのです。その依頼者が腰に下げていたものを、もらったという盗賊の男。それを見て驚くリン。
王妃は「これはなんだ?お前の家の文様であろう」とリンに尋ねます。
リンは「我が家の文様に間違いないです」と答えます。
その様子を離れた場所から見つめるサン。
視線に気づき、サンを見るリン。
リンの家に向かうサン。
ワン・ジョンを見つけ、短剣をかまえて近づいていきます。
すんでのところでウォンに止められるサン。
ワン・ジョンを殺すというサンに、駄目だというウォン。
ワン・ジョンを殺して、私が終わらせるというサンをウォンは抱きしめます。駄目だって、ウオン。サンはリンの女人だってば。
「お前のためにならない、やめるんだ」とウォン。
サンはリンを助けるために、自分の手でワン・ジョンを殺そうとしたのかしら?
それでも、王族を殺したらサンもただでは済まないだろうし。
リン様もサンも可哀そうすぎて泣けてきます
14話に続く。