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カテゴリ:韓流ドラマ&映画
いよいよウォンとダンの婚礼の日。
ウォンは芍薬の花が好きな母、王妃のことを思い出しています。 幼いころ、芍薬の花を渡すと微笑んだ母だったけれど、時には泣くこともあったと。 そんな時は「世の中にこんな花があったと知らねばよかった。美しくても好きになるべきではなかった」と言っていたのです。 王妃のそんな言葉を聞いて育ったウォンは、愛に臆病になり、常に深入りしないように努めてきたようです。 しかしサンに出会い、愛を知ってしまったウォン。サンを愛し、彼女の愛を欲したけれど、かなわない辛さ。 サンとリンのキスシーンを見た後は、よけいに王妃の心が理解できたんでしょうね。 婚礼の時、ウォンを愛するダンは、彼の方を見て微笑んでいるのに、ウォンはダンを見もしないというのは、ちょっとシビアすぎて 久しぶりに会った高麗王と王妃の会話も、長年連れ添った夫婦の重みを感じていたのですが、やはりすれ違いは否めないようです。 高麗王と王妃に、結婚の挨拶に行く途中、ウォンはダンのそばから離れます。 これもダンがかわいそうなシーン。ダンを貢女にしないため、仕方なく結婚したとはいえ、早々にないがしろにするとは、ウォンも厳しい人ですね。 無用の優しさは酷だと16話で言いましたが、結婚でダンを縛ってしまいながら、これから先も彼女を愛する気配を見せないとは、こちらも酷です。 ウォンの前にリンが現れ、大事な話があるので人払いをしてほしいと頼みますが、なんせサンとのキスシーンを見せられた後だったので、リンの話を全く聞こうとしません。 そんなウォンを追いかけるリン。 「お許しください。サンお嬢様を娶るつもりです。親同士の話は済んでいます」って、まあ見事に剛速球の直球を投げちゃって 正直者のリンらしいといえばらしいけど。 「ウン殿が亡くなったばかりだ」と取り合わないウォンに、「夫婦となり喪に服します」って、直球投げっぱなしのリン 「許可できない」って当然の反応のウォン。まあわかるけど…。 「お願いします。世子妃と我が夫婦をそばに置き、悪しき噂を鎮めるのです」とリン。 ああなるほど、王宮ではウォンがウン家の財産とサンを欲しいがために、ウン・ヨンベクを殺したという噂が広まっていたんでした。 なるほど、剛速球の直球かと思えば、リンなりに考えてのことだったのね。 でもウォンはそこではなく「”我が夫婦”?」ってそっちに反応しちゃって…。 「噂をご存じないのですか?」ってリン、ウォンの表情を見て。もうそれ以上言っても火に油を注ぐだけだって。(ヒヤヒヤ) 「ウン・サンを娶るのは、私のためだと言いたいのか?」ってウォンに言われちゃったじゃない。 「お嬢様を、手放すのです」とリンもダメ押しを。 ウォンはサンを自分の臣下にしたので手放さないと言います。 「結局、鳥籠に?鳥籠に閉じ込め、水や餌を与えて、それが楽しいのですか?」と問うリン。 「お前のために、私は多くを捨ててきた。私がお前のために何を諦めたと思う」って、え、それウォンが言う?リンのセリフでしょうに。 ウン・ヨンベクを殺したのは王妃なのかと問うリンに、「サンか私の座か、どちらを得たい?」と聞くウォン。それ、論点ずれてますから。リンへの嫉妬丸出しですから。 「見当違いです」ってリンが。ですよね。 高麗王とひそかに会っていたリンを責めて、「私に隠れてどんな謀議をしていたのだ」というウォン。 自分が何を言っても通じないと悟ったリン。もう友ではないというウォンが、浅はかすぎて。リンがかわいそう(号泣) 驚き、諦めた表情のリンですが、「サンお嬢様は私が」というのは忘れません。 でももちろんウォンは許可するはずがなく、護衛を呼んでリンを捕えてしまいます。 ところで一連のリンとウォンの会話をずっとそばで聞いていた護衛のチャンイとキム内官は、リアクションに困ったでしょうね。 さてその頃サンはまだ王宮にいました。ウォンの指示で彼女に食事と服が運ばれていましたが、サンはすきを見て逃げようとします。 そこにウォンが現れ、サンは「私をここに閉じ込めるのですか?」と聞きます。やっぱりね。 ウォンは「そうではなく守るのだ」って。ウォン、それは詭弁です。 「今日は婚礼だったのでは?」と尋ねるサンに「終わった」とウォン。 もう?と訝しむサン。 さっきのダンの様子を見ていたら、大体の流れは分かるでしょうね。 サンの顔を見て、やつれたことを心配し、一緒にいられなかったというウォン。 「大丈夫です。リン様がずっと…」というサンの手を握るウォン。 うん、それ禁句だから、サン。 「行こう」というウォンの手をほどくサン。 婚礼のお祝いを言って去ろうとするのですが、「世子の命令に逆らう気か。逆らうのは大罪だぞ」ってウォンが。もう嫉妬の嵐すぎて、そんなことばっかりしていたら、よけいにサンの気持ちが離れるから。 一方、ウォンの護衛に捕えられたリンは、ムソクらに助けられます。護衛を振り切ったところで、サンのところに行こうとしますが、そこにソン・インが現れます。 サンを助けてどうする、また2人で駆け落ちを?遠い異国へ?って、あ、それ言わないで欲しい。無策な駆け落ちしちゃってごめんなさいって、私が謝るから。 サンの名前をソン・インが言っただけで、怒るリン様。はいはい、策略家のソン・インなんかに、大切な人の名前を口にしてほしくないのよね。なんたる熱愛 サンはウォンと王宮の庭を歩きながら、ウォンの高麗王への愚痴を聞いています。 「父上の過度の不安や妄想を理解できなかった。でも、今の私は父上と同じだ。一日中気が気ではない。お前が心配だ」 そう言いながら花を摘み、サンの耳の横に差してやるウォン。 サンがそれをとろうとすると、止めます。 花はまるでウォンの気持ちのようです。 「そばでお前を守りたくて呼んだのだ。今、私にはその力がある」って、それリン様へのあてつけ? 明らかに戸惑っているサン。ウォンに握られた手を再び離します。ため息をつくウォン。 リンは高麗王のところにいました。 具合が悪く、もう先が長くないと言う高麗王。 彼がウン・ヨンベクの死を憂い、サンの生死を確かめます。 リンがサンは元気だと言うと、その娘を救ってくれと言う高麗王。 「お任せを」とリン。高麗王のお墨付きだわ。 リンはずっとサンを守ってきたんだけどね。 ブヨンの方を警戒してみながら、「余も救ってくれ」とこっそりリンに頼む高麗王。 え、ブヨンのこと可愛がっていたんじゃなかったっけ?結局この王様って、誰も愛することが出来なくて疑心暗鬼だらけのかわいそうな人ってことね。 高麗王の側近から、婚礼後、ウォンはダンを放っておいて、王や王妃への挨拶もせず、サンのところに行ったと聞くリン。どうしてもサンに会わねばならぬと言い、ソン・インに指示を下します。このときのリン様の凛々しさったら 惚れなおしました サンはウォンの元で、彼の仕事の手伝いをしますが、それが終わったら帰ると言います。そしてウォンにダンのところに行くように言います。 が、ウォンは許可しません。眠たかったら、自分の寝台で寝てもいいと言う始末。嫌がっているんだから無理強いは止めようよ、ウォン。 サンにはリンっていう恋人がいるの 相変わらず、「お前は私の一番だ」って言うし。 あなたにとってサンは一番でも、サンにとってあなたは一番ではないんです。それをそろそろ認めましょうよ。 「あの時はお前が一番だったが、今は違う。お前は私の”最後”だ。私のそばにはお前しかいない。皆追い出した」って、こわっ そんなこと聞いたらドン引きじゃないかな サンは「私は嘘をつきました。首飾りを口実にここに来たのです。連れ去られたリン様を助けて欲しいと頼みに来ました」と言います。 ウォン、ほんとにもう諦めようよ。サンは、あなたにとって私は最後でも、私はそうじゃないってはっきり言ってるじゃん。 でもウォンは「連れ去られたわけじゃない」って認めず。 さらにサンは「会いました。2人で一緒に異国へ発つつもりでした」って駄目押しを。 ウォンはそれでも認めようとしません。サンの父親を殺したのが王妃だというのなら、その無念を晴らしたら一緒にいてくれるか?って。 そんなことにサンが「うん」って言うはずないじゃない?サンもウォンに追い詰められているようです。 王妃の元へウンの死の調査のために役人たちが来たと報告する、王妃の護衛フラタイ。 世子宮に会いに来た王妃を拒絶するウォン。 サンはウォンの寝台で眠っていました。彼女の手を握り、「1日のうちに2度も私の手を払ったが、今はおとなしい。お前を眠らせ続けば、私たちの仲は穏やかだろうか。ゆえに長い間深く眠れ」って心の中で思うウォン。 こわっ それって自分の思い通りにする所有物ってことじゃん。それは愛じゃないよ、ウォン。早く目を覚まして。 その夜、ダンは庭に立ち、ずっとウォンを待っていました。護衛のチングァンを相手に、ウォンとの思い出を語ります。今日のウォンの目は、号泣した後の放心したような目だったというダン。ウォンに何かあったのかと聞きますが、護衛は口が堅いです。 チングァンは「私は何も知りません」と。 不安で怖い、私にできることは何にもない、と泣くダン。 ダンを好きなチングァンはダンに触れたいと思ったのか、手を動かそうとしますが、やめます。世子妃に対して、彼に何ができるでしょうか。きっとチングァンは悲しむダンを抱きしめてあげたいと思ったんでしょうね。ダンも、自分を愛する人の温かい腕の中だったら、泣きやむことができるかもしれません。でも彼はダンのすきな人じゃないんですよね。ああ、切ない。 でも、ずっとそばで支えてくれている人のこと、好きになることだってあるじゃないですか。身分の差さえなければ、あるいは。 ムソクとピヨンカップルの他に、チングァンとダンカップルも幸せになって欲しいんですけどね。 さて、リンはムソクらと王宮の離れに隔離されている、学者イ・スンヒュの元へ行きます。 そこには王妃も来ていました。 助け出そうとするリンに、話し合いをすすめるイ・スンヒュ。 王妃に向かって、リンは最後まで世子を裏切らないと、高麗一温かい心と優れた頭脳を持つ者ですと言います。そうでしょうそうでしょう。ありがとうありがとう。 疑いの目を向ける王妃に向かって、最初からリンを頼りにすべきだったとまで言ってくださるなんて、イ・スンヒュ様ばんざい。お酒好きなのが玉に瑕だけど。 イ・スンヒュにより、ウン・ヨンベクを殺害したのは王妃ではなく、ブヨンら一味であることが発覚し、王妃とウォン、そしてリンとウォンの仲を引き裂こうとしていると王妃はリンに言うのでした。 世子のため、私に力を貸してほしいという王妃に、「手遅れです。あの女は、今や私の手下で、世子様は もう友ではありません」と答えるリン。 リンの顔を見るイ・スンヒュ。驚き立ち上がる王妃。 そこにムソクらが入ってきました。 ムソクらに「王妃様を驚かせるな」と指示するリン。それはすっかり彼らの長となったリンの姿でした。 激怒する王妃。「マムシの子を早いうちに排除すべきだった」って。 いや、王妃様、あなたとウォンのことを高麗王は毒蛇だって言ってましたよ。 毒蛇とかマムシとか、相手のことを好きに呼ぶわね~あなたたち。 ちょっと短絡的じゃない、ウォンも含めて。 相手が言った言葉の裏を考えたりしないの?いっつも疑心暗鬼じゃない?それなのに、相手のことばは真に受けるんだ。(リンのことを悪く言う人には容赦ないタイプ) イ・スンヒュに「何の真似ですか?」と聞かれ、「あの方に会わねばならぬのですが、他に方法がなくて」というリン。彼の苦悩の表情から、何かを悟るイ・スンヒュ。 翌日、サンの侍女ピヨンは王宮の前でうろうろしていました。門番に怪しまれているところにムソクがやってきて、通行証のようなものを見せて、ピヨンと一緒に王宮に入ります。 ピヨンは前回ムソクに会った時、顔の傷を隠す布はしなくていいと言われたので、何もつけていないんです。門番たちは顔に傷があるから怪しいとかなんとか言っていて、ピヨンは思わず傷に手を当てるんです。そこにやってきたムソクが助けてくれて、ムソクもピヨンにとっては白馬の王子様ってところでしょうか。 王宮では高麗王が緊急の都堂(高官の会議のようなもの?)を開くことになっていました。その場に高麗王は居ず、代わりに委任したと言うのです。 委任されたのは、リンでした。 リンの衣装、いつも素敵なんですけど、この都堂のときはさらに凛々しくて目の保養でした 下の画像の真ん中あたりのリン様↓ この都堂の目的は、ウン・ヨンベクの死の真相を調べることと、王の代理をしている世子ウォンの評価をするということでした。 都堂の様子を見ていると、証人の証言のつみ重ねで、現在の裁判のような感じでした。 どんどん王妃やウォンにとって不利な証言が重なってきます。リンはウォンに、王妃を呼ぶように言います。(証人喚問みたいな?) ピヨンはムソクに連れられてサンのところにやってきます。 ピヨンは今、市場の裏の家でサンを待って暮らしているということでした。 「そこに若様が訪ねてこられました」 「リン様?」 「他にも親しい若様が?」 「どんなご様子?」 「お嬢様を救う策を考えるために一睡もせず奔走なさっていたそうです。”準備はできた”と」 「準備?」 「”一緒にいる方が外に出たらお嬢様も出られる”と」 「”出る”って?」 「これをお嬢様に渡し、ある場所で待つよう伝えろと。どこだっけ?」 サンに持っていた着替えを渡すピヨン。思い出して言った場所は…。 「糸を切った場所だそうです」 いやもう倒れそうよ、リン様。これをピヨンに伝えた時のリンの表情を見てみたかったです。 高麗王が眠る部屋で、ソン・インとブヨンがこれからのことを話しています。 ウォンを蹴落とした後は、リンを排除するという計画でした。 抱き合っている2人の前に、王妃がやってきました。 激怒する王妃。目を覚まさない高麗王を必死に起こそうとします。 ソン・インを捕えようとする王妃ですが、逆に高麗王の前で刀を振り回した謀反人として扱われます。 目を開けた高麗王のそばに行こうとした王妃より早く、ブヨンが王のそばに座り、王妃の方を見ながら高麗王に寄り添います。 ほんと最低な女 王妃の護衛フラタイが王妃を守ろうとしますが、ソン・インに斬られ絶命してしまいます。 それを見て絶望する王妃。 自分の部屋に戻り、飾られた芍薬の花を手にし、亡くなります。 王妃がこんなに早くなくなるとは思いませんでした。高麗王は廃人同然で命が危ぶまれましたが、王よりもずっと若い王妃が先に亡くなるなんて。 ピヨンが持ってきた服に着替えたサンは、例の場所に急ぎます。 また都堂を抜け出したリンも同じ場所へと。 思い出の場所に、恋人たちが向かう姿を見ていると、こちらまでドキドキします 都堂中のウォンのところへ、王妃逝去の報が届きました。 放心するウォン。 「なぜ私はあなたの芍薬になろうとしなかったのか」 そういうものだって、ウォン。 ”孝行したいときに親はなし”って言うじゃない? みんなそんなものだって。 例の場所で待つリン。サンも向かっていますが、王宮は騒がしくなっています。慌てている女官に理由を聞くと、王妃が逝去したと言います。驚くサン。 18話に続く。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019/02/06 11:35:49 PM
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