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カテゴリ:韓流ドラマ&映画
”糸を切った場所”でサンを待ち続けるリン。
なかなか彼女が現れないので、少し不安になったようです。 周りを一生懸命に見ながら、心の中で呟いています。 「幼い頃から、いつも一歩遅かった。鈍かったわけではなく、一歩後ろにいたからだ。見守るのが好きだった。喜ぶ姿を見て私も喜んだ。それゆえ一歩後ろが気が楽だった」 ずっとウォンの後ろで見守っていたリン。見守るのが好きで気が楽だったと言っていますが、ことサンに関しては、そうなりたくなかったんでしょう。 ウォンは王妃の元に駆け付けます。 芍薬の花びらがこぼれた部屋で、横たわっている王妃の姿を見て、激しく泣きじゃくるウォン。 彼女の束縛と過度の愛情が疎ましく感じてはいましたが、その疎ましさは成長の過程でもあり、甘えでもあったんでしょう。それが断ち切られた今、ウォンの胸には後悔の念しか浮かんできません。 主治医に彼女の死因を聞きます。 以前から持病があり、喀血のため呼吸困難になったと告げる主治医に、「そうではないだろう」と怒鳴ります。 王妃の護衛を次々呼びますが、誰もいません。 高麗王の御所で皆死んだという知らせを受け、そこにブヨンもいたと聞き、「わかった」というウォン。 サンは物陰から、将軍たちの話を聞いています。高麗王と世子ウォンの関係悪化が危ぶまれ、内乱がおこるのでは?という言葉に驚きます。 一方、リンも王宮の慌ただしさに、不穏な空気を感じ取っていました。 ほんとにね、リンってタイミング悪すぎというか、運がないのかも。 せっかくサンを助け出そうとして、わざわざ”糸を切った場所”で待ち合わせをしていたのに、それが王妃の急死でうやむやになってしまうなんて。 ソン・インは、ウォンが高麗王に対して、母親の仇だと思い、極端な手に出るかもしれないと思い、それにリンを利用しようと考えているのです。 ウォンが高麗王の寝所にやってきます。王の側近は、ブヨンが高麗王のそばにいたことに激怒した王妃を、王が扱いかね、王妃の護衛を殺してしまえと命令したとウォンに説明します。 まったくの嘘ですね。ソン・インの企みを聞いた王妃を、ソン・インが邪魔だと思い、彼女の護衛を殺したのに。 高麗王のそばで、香を焚くブヨン。そこにリンがやってきます。驚くブヨン。 彼女の焚いた香を取り上げ、投げ捨ててしまいます。 高麗王の寝所から逃げるブヨン。彼女の目の前にウォンがやってきます。慄き倒れるブヨン。 王妃の死の原因は自分ではないと言うブヨンに、なぜこんなに早く命を奪ったのだとウォンは詰め寄ります。 悲しみに沈むウォンに向かって、「王妃様の自業自得です」と言い放つブヨン。 「王様の御所に来ずに、知らぬふりをすれば何事もなかったのでは?そうすれば生き長らえたはずです。静かにしていればいいものを、王様の御所に来て、愚かにも出しゃばるから」と言うブヨンに向かって、ウォンは刀を振り下ろします。 すげーーーー女。ビックリです。母親を亡くして悲しんでいるウォンに向かっていうことばが情け容赦なくて、耳をふさぎたいほどでした。なぜここまでブヨンは言わなくてはいけなかったんでしょうね。 ソン・インを愛しているのに、彼に王の愛人になれと言われ、王妃に憎まれ、立つ瀬がないというのは分かります。それでもウォンの心の傷に、塩を塗りたくるようなことを言わなくても…と思うのは、私がまだまだ甘ちゃんだからでしょうか。 ブヨンを切り捨て、放心状態のウォンのところにサンが走ってきます。 サンの制止を振り切り、刀を引きずり歩き出すウォン。 高麗王の寝所に行き、彼を探します。 しかし高麗王の姿はありませんでした。 王に向かって、王妃をなぜ殺したのかと大声で問いかけるウォン。 そんなウォンをサンが抱きしめます。 しかしウォンはサンを押しのけ、狂ったように叫びます。 高麗王はリンに保護されていました。 学者イ・スンヒュとリンは、高麗王の寝所で焚かれていた香や、以前から飲んでいたお茶から、高麗王がどのような状態か推測しています。 最初の計画では、都堂の途中で落ち合ったリンとサンが一緒に逃げ、都堂の締めくくりはイ・スンヒュがするというものでした。王妃の急死によって計画が狂いましたが、このまま計画通りにするようにすすめるイ・スンヒュ。 躊躇するリンに「逃げる時は振り向かず、前だけを見るのです」と言います。 庭に出たまま、動かないリンに、なぜ行かないのか尋ねるイ・スンヒュ。 「足に”石”が付いているようです」とリン。 リンの足元を見て、「私には何も見えません」というイ・スンヒュ。 「お嬢様は世子様といるはず。お嬢様の気性ならば、世子様を放っておけないでしょう」 「何を恐れているのですか?ソファ(サン)が応じぬかと?」 「応じれば、逃げてしまえば、世子様はお一人に」 「それが”石”ですね」 「それゆえ今夜は発てません」 「ではいつ発たれるのですか?」 「この”石”がなくなり私の足と心が軽くなれば、その時に」 リン、なんていい人なのしかもサンのことをよく理解していらっしゃる そんなだから、いつもタイミングを逃してしまうんじゃない それがリンの良いところでもあるけれど、同時に弱点でもあるのよね。 (号泣) そんなリンには幸せになって欲しいんです。 ブヨンの倒れていたところにやってくるソン・イン。彼女の最期の幻を見ています。 ウォンの刃に倒れ、血を流すブヨンを見、また高麗王の寝所で香を焚くブヨンに抱きつかれ、「恋しかったです」と言われたソン・インはウォンへの恨みを吐き出します。 いや、もともとあなたたちが悪巧みをするから、こうなったんでしょうに。そういうのを逆恨みって言うんですよ、ソン・インさん。 サンはピヨンにリンへの伝言を頼んでいます。 「”行けなくてごめんなさい。私は囚われていない。今はまだ発つべき時ではなさそうです”と」 「ではいつお発ちになるのですか?」 「世子様に笑顔が戻ったら、その時に」 恋する2人はお互いのことをよく理解しているようです。 そしてウォンのことを考えて行動しています。 話し合ったわけではないのに、全く同じことを言っているリンとサン。 この2人は幸せにならなくてはいけません。絶対に。(力込め) サンの父ウン・ヨンベクが亡くなった時、悲しむサンの隣にはリンがいて、彼女を支えていました。 今、王妃の葬儀に臨むウォンの隣にはサンが寄り添っています。 王宮の屋根の上では、リンがウォンを見守っています。そして亡き王妃を悼むのでした。 ソン・インたち王の側近のいる江陽君の家に戻るリン。そしてこの家を空けるように指示します。 同席していたリンの兄ワン・ジョンは激怒します。 将軍たちに次々と指示を出すリンの胸ぐらをつかみますが、逆にリンにやり込められます。 人間の格が違うって、自覚できないんですね、ワン・ジョンは。 器が小さくて横暴なワン・ジョンみたいな人間が、組織のトップ、まして国のトップになるなんて悲劇以外の何ものでもないです。 すっかり世子と敵対する立場になったリン。 一方ウォンは高麗王の寝所を家探ししていました。 そこに王宮から出ていった不審な馬車の報告を受けます。 なぜその馬車を調べなかったのかと問うウォンに、馬車を駆っていたのはリンだったので、恐れ多くてできなかったという兵士。 王を連れ出したのはリンで、王印も持ち出したという報告を受けるウォン。 世子妃のところに兵を出し、監視しろと命令します。 サンには「変装までしてここから逃げ出そうとしたのか」と言うウォン。 「引き返してきました」とサン。 「リンが迎えに来るのだろう」 「リン様は世子様には逆らいません」 「それゆえお前を人質に取る。おとりであり罠だ」 なんてこと言うのウォン。 リンもサンも自分たちの幸せを後回しにして、ウォンのためにとどまっているのに リンはソン・インに、自分を王座につけるための策を言えと迫ります。 ソン・インは、元の皇帝宛に高麗王から、世子は横暴なので、ワン・リンに譲位をすると伝えると言います。高麗王の許可は要らない、なぜなら王印を持っているのは自分だからというソン・イン。 サンは王妃の寝所に行き、王妃が最期に手にした芍薬の花びらを拾います。 そこにやってくるウォン。 「お前の姿が見えなかったから、逃げたのかと思った」って、むちゃくちゃ陰湿では? あるいは被害妄想が過ぎるのでは? それには答えず、サンは王妃から聞いた、高麗王とのなれそめと芍薬の花について語ります。 何が言いたいというウォンに、「世子様も王妃様のように良い思い出だけを残してはどうかと」と言います。 王妃が最期に手に持っていた芍薬の花びらを、ウォンに手渡すサン。 その花びらを見つめ、母親との思い出を語るウォン。 父親である高麗王とその側近への憎しみを口にするウォンに、「(ここから)出ましょう」と手を取るサン。 彼女の手を振りほどき、ウォンは言います。 「リンを想っていることは見逃すゆえ、早く心の整理をしろ。そうすればリンは生き延びられる」 ウォン、あなたは何ていう奴なの リンへの想いに封印して、自分のそばにいろって?そうしないとリンを殺すって? ガツーーーーーーーーン(私がウォンを殴った音。エアでね) リン様には指一本触れさせません(いきなり場外からの乱入) そう噂されていることも知らず(?)リンは高麗王の具合を王宮付きの医者に診てもらっていました。結果は、時間をかけて効いてくる毒を盛られていたのではないかということでした。 悪夢を見たり幻覚、幻聴を感じたのは、すべて毒のせいだったのです。解毒剤は、毒を扱った者がもっているのでは?という医者。 ピヨンはムソクと会っていますが、ほんとペラペラよくしゃべること。ムソクは秘密を探ろうとしているんだから、あまりしゃべりすぎないで。といいつつ、2人でイチャイチャすることも忘れません。そういう時、とてもかわいい2人になります。特にいつも仏頂面のムソクが、ピヨンに甘えられて笑うところ。かわいいなぁ~ ウォンは王妃に閉じ込められていた宦官を連れてきて、サンの父親が亡くなった時の状況を言わせます。 首謀者たちの名前を言わせ、それはすべて高麗人の世子をたてるためだと言う宦官。 ウォンは江陽君のいる家、ワン・ヨンの家、酔月楼(サンがリンに助けられた料亭)などを捜索します。 ワン・ジョンやリンの行方をワン・ヨンに聞きますが、数日前から姿が見えないと言う返答です。 酔月楼での探索に、サンも同行していました。サンを見つめるウォン。 2階の廊下をサンが歩いていると、部屋から手が伸びてきて、彼女を連れ込みました。 部屋の中にいたのは、リン様(ヤッタ~) 「サンお嬢様」 「なぜここに…」 「大丈夫ですか」 見つめ合う2人。 「話があるのに何も思い出せない」とリン。 恋しい人にようやく会えたけれど、顔を見られたことで胸がいっぱいになって、何も言えないってことありますよね。わかる、わかるよ、リン。 サンは父親を殺したのは王妃ではないとリンに言います。 高麗王の取り巻きがすべてしたことだと言うサンに、聞きましたと言うリン。 「今、その者たちと一緒に?」 「はい」 「なぜですか?」 「長くなるので、いずれすべて説明します」 「世子様にすべて説明してください。お二人は昔から気の置けない仲では?理解してくれます」 首を振るリン。 「そうでないことを望んでいます」 リンを見つめるサン。 その時、サンを呼ぶウォンの声がします。 あ~あ、ようやく会えた恋人たちの逢瀬を邪魔しないでよ、ウォン。 リンは名残惜しそうにサンの手を取ります。 そして宮中にあるブヨンの遺体に解毒剤がないか探してほしいとサンに頼みます。 ウォンが部屋に近づいてきます。 慌てて廊下に出るサン。 ウォンは部屋の中を調べます。そして開いている窓から外を見るのでした。 走っていくリン。ふと振り返りウォンを見上げ、走り去ります。 追いかけるウォン。往来まで追いかけますが、目を離したすきに、リンの姿は見えなくなっていました。 「ワン・リン!」と何度も叫ぶウォン。 「隠れずに出てこい!」 そんなウォンを悲しそうに見つめるサン。 この時ウォンはリンのことを「ワン・リン」って呼ぶんですよね。 他人行儀に。 以前は親しみをこめて「リナ」って呼んでたのに。 なんだかこの呼び方ひとつでも、ウォンとリンの亀裂を感じて悲しかったです。 走って逃げるリンは、少年とぶつかります。友達と2人で走っていく少年。 その姿を見てリンは、自分とウォンの少年のころを思い出します。 初めて2人で王宮の外に出る時、世子の着物を平民のそれに着替えさせようとしたこと。一人で着替えをしたことがないウォンの着替えを手伝ってやったリンも、人の着替えを手伝ったことがなく、不器用にしかできなかったこと。すべて懐かしい思い出でした。 そんな少年のころのリンに、ウォンに対して友のように接しろといいながら、でも真の友ではないといった父親のワン・ヨン。 「父はそう言ったが。理解できなかった。真の友と、そうでない友は違うのか。どこで思いを止めねばならなかったのか」 ウォンへの思いを反芻しているリン。切ないです。 ソン・インはブヨンの幻を見ながら、言います。 「世子はすぐ悟るはず。目の前で大事な人が自分のために死んでいくことが、いかに地獄か身をもって知る」 いや、あなたはブヨンをそんなに大切にしていなかったじゃない?それなのに死んだ後にグチグチと。 さっきも言ったけど、それ逆恨みだから。 ウォンはワン・ヨンに諫められています。喪中にもかかわらず、数多くの将軍や高官たちを捕えているので、国中が混乱しているというのです。 その頃サンは、ブヨンの遺体から解毒剤を探し出していました。こわ~~~ 仕方がないとはいえ、リンはサンにハードなことを頼むのね。 そして最低な奴、ワン・ジョンは、リンが高麗王と一緒にいること、リンに譲位する話がでていることなどを、ぺらっぺらとウォンに。 しかも自分の功績だと言いたげで、リンが意識を失っている高麗王から王印を奪ったっていう嘘までどこまで最低な奴なのよ 高麗王をかくまっているリンの元へ、ウォンと護衛たちがやってきます。 王を守ろうとするリンは、ウォンの行く手を阻みます。 「父上に何をしたのだ」とウォン。 へっ?王妃を殺したのは高麗王だと信じ込んでいた時、ウォン、あなたはリンが高麗王を連れ出していなかったら、何をしでかしたかわからない精神状態だったじゃない? 何をいまさら、リンに向かってそんな偉そうなことを言えた義理? リンはむしろ毒を盛られていた高麗王を、サンに解毒剤を探させて、救った方なんですけど? 「王様に何をなさるつもりですか?」と反対にリンに言われているし。さもありなん。 リンに「王妃を殺し、王を連れ出して謀反を企てた」ってウォンが。 悲しい瞳でウォンを見つめるリン。 そんなリンに向かって跪けと言うウォン。 リンは高麗王の体調が心配で、治療が必要だといいます。そしてウォンを敵視する連中は国中にいて、深く根を張っており、一掃するのは困難だと、ためらわずに排除してくださいと進言します。 「リナ」とウォン。 あれ?呼び方がまた元に戻った。 譲位の上奏文をリンに見せるウォン。 「お前が求めていたのはこれか?」そういうウォンを見つめながら、リンは心の中で呟きます。 「いつもお前の一歩後ろにいた。それでこそお前を守ることができた。お前は私が目を離したら壊れそうだった」 でたーーーーーーーー久々のブロマンス リンはウォンのこともとても大切だったのよね。 そんなリンの心も知らず、ウォンは私の前から消えろ、二度と私の前に現れるなって、酷すぎない? そこにサンが飛び込んできますが、「出しゃばるな。声も上げるな。誰であれ斬る」って言うウォン。 もう最低 彼ってDV男の”素質”があるんじゃない?リンはどんな時も冷静で、サンを守ってくれるけど、ウォンは感情の起伏が激しくて、怒り心頭の時は、こちらにまで火の粉が飛んできそうなんですけど。こういう男、無理かも。 リンに、王になりたければ自分を斬っていけと言うウォン。 「お前はいつも不安を感じていた」とまた心の中で呟くリン。 ウォンには聞こえないよ? 刀を抜くリン。 この時、鞘を捨てたんですよね。 それってもう覚悟ができていたってことですよね。勝って刀を鞘に納めるという前提ではないということで。(号泣) 涙をためて見つめるサン。 あ、ウォンも鞘を投げてたわ。でもウォンは護衛がずらっといるのに、死ぬ気は全くないでしょうね。彼の場合はただ短気なだけ? 「そんなお前を置いて去らねばならぬ。すまない。我が友よ」ってリンが心の中で。 いやもう号泣ですよ。 リンの覚悟に号泣。 ウォンの馬鹿タレ 刀を交え、至近距離で顔を合わせるリンとウォン。 リンは悲しい目でウォンを見つめますが、ウォンは憎しみの表情です。 次に刀を合わせようとしたとき、リンは手からわざと刀を落とします。 ウォンの刀の切っ先が、リンの左肩を袈裟がけに切り裂いて。 驚くウォン。目を見開くサン。 19話に続く。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019/02/07 08:00:18 PM
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