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カテゴリ:高松物件
これは大きなむくり屋根(外側にはらんだ形の屋根)の住宅です。屋根にむくりを付けることにより、建物に重厚感を持たせることができるのですが、施工には大変手間がかかります。茶室など特殊な建物にしか用いられないものです。それだけでも珍しいのに、さらにこの住宅は妻側が南面しています。長屋門を備えた、かつての庄屋クラスの住宅の母屋は、県下では普通入母屋か寄棟です。京都から宮大工を呼んで建てさせたものだそうです。確かに柱や束の上部に船肘木(ふなひじき)が使われていたり、屋根の角に鋳物製の灯ろうが吊るされていたりと、神社のようでもあります。大きく開かれた妻側の束と梁による美しい構成にみとれてしまいました。 物件名 松尾邸 所在地 綾歌郡国分寺町新名1931 竣工年 不詳 設計者 不詳 施工者 不詳 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/06/08 12:13:51 PM
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