superlineの囲碁・その他突撃主義ブログ

2008/04/16(水)21:02

昨日の打ち込み碁を振り返る

タイゼム(118)

昨日、タイゼム上で打たれた、ゆうすけさん対uttsuさんの打ち込み碁を、流れで振り返ってみる。細かい手段どうこういうのは分からないが。 第17局:3手目から黒のuttsuさんがカカリを放つという、積極的というか、波乱含みの立ち上がり。左上の黒が活きた形が、本当の二眼だけという感じで、つらくはなかっただろうか。模様の接点を打ち合って、白が浅く消しに来た時点でどうやら形勢は白有利。実戦はトビ合ってなまじ消し合いみたいなことになっていたが、消しに来た時点で黒はもっと怒る必要があったかもしれない。でも消す場所がちょうどよく、怒るに怒りきれない状況であったことも確かだったが。下辺黒と中央白のフリカワリ、収支はやや白よしに見えた。この時点で地合は白が完全に良く(20目近くは差があったか)、増える場所を見込めるのは白だけという状況になり、結果論で言えばここで勝負あり。でも黒もコウで粘りに粘って差を一桁まで押し戻した。黒は布石の段階のどこかで、左辺にもう1手欲しかった格好だったかも。 第18局:黒が大高目に構えるという意欲を見せた。そこに小目に入っていった白であったが、捨石を使われて、左右両方から封印された格好になった形は、黒後手でも、黒厚くて良し、という風に見えた。恐らくキリチガイの時の、最初のアテが間違いだったかも。そしてその損が最後まで響いた格好になったと思う。右辺で黒が二子にしての捨石を使おうとして、白がそれを嫌って凄い変化になったが、単純に二子を取っていれば、そこから左下にかけての部分がそのまま地になって、一旦ボウシして攻勢に立っている状態を続行、悪くともヨリツキが利くことになっていたと思うのは勝手な想像だろうか。取らされるのがくやしい気持ちは分かるが。そこからの攻め合いで白に痛恨の1手パスが出てしまい、そこからは完全に黒のペース。白は流れを取り戻せないままで、巨大コウを仕掛けたものの、コウ材を余分に使ってしまうミスも出て、コウ材尽きて投了。 どちらも物凄い気合と、コウの応酬が見所だったように思う。手元で棋譜をつけていたのだが、特に1局目では、コウの記入スペースが間に合わず、横の欄外にはみ出してつけていたような始末物凄さ。それだけの気合、自分の対局にも欲しい…。もっとも、こんなこと、岡目八目だから言える事だが。自分の碁、最近は布石から崩壊気味だし…。

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