HOMETHEATER LIFE

2006/07/17(月)14:36

炎のメモリアル

映画(55)

こういうのには弱い思わず泣けてしまう。 あるビル火災現場取り残された人を救助したものの、爆発音とともに建物が崩落し、残された消防士はは閉じ込められ… そんな冒頭のシーン。 この映画は単なる消防士の活躍を描いたものではなかった。 1人の救命消防士を巡る家族やその周囲の人々を交えた私生活を通じて、普段は気づかない消防士というものの内面を描いたものだった。 消防士はひとたび火災が起これば消火活動・人命救助に走るのは当たり前… それを職業としているのだから… 私の考えはそんなとこだ。 この映画を観て、私がごく当たり前に思ってる救命消防士の仕事が自分を犠牲にした覚悟と使命感により行われていること知った。 火災現場での危険と隣り合わせの中、彼らは身を犠牲にして活動しているのだ。 彼らにも日常があり、家族もいる。 その中での献身的な活動… もちろん家族の協力も必要だ。 9.11同時多発テロでは、多くの救命消防士が犠牲になったと聞く。 この映画のように、あの惨事の中へ我が身かまわず1人でも多くの人命を助けようと飛び込んで行き犠牲になったんだろう。 この映画の主人公は結局帰らぬ人となったが、自分の命と引き換えての人命救助… 彼らは、それを誇りとし糧としていた。 それが本当ならとても立派なことに思う。 家族もそうなることがあるかもしれないと覚悟を決めての日常を送っていると言うことそれは大変なことだと思う。 帰らぬ人となった夫… 妻や子供たちの悲しみを思うと泣けてしまった。 今の日本でこのような覚悟と責任を持って献身的な活動をしている救命消防士がどれくらいいるかはわからないが、消防士と言う職務が厳しく誇りのある職業だと言うことを知った。 彼らをそういう感覚でこれからは見たいと思う。             

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