2006/10/14(土)13:33
ミュンヘン
ミュンヘンを観た。
実話を基に映画化。
1972年イスラエルのオリンピック選手団11人が、アラブのテロ組織「黒い9月」に殺された。
イスラエルは、報復措置としてテロ組織のメンバー暗殺を企て暗殺チームをヨーロッパに送り込む計画を企てた。
暗殺メンバーのリーダーに任命された普通の暮らしをしていたアブナーは、妊娠7ヶ月の妻を残して極秘命令遂行のためヨーロッパへ向う。
暗殺チームは指示通り暗殺を実行していくが、やがてメンバーの1人が殺された。そしてまた1人・・・
「今度は自分がやられるのでは?」そんな恐怖が襲って・・・
「果たして自分たちがやってることは正しいのだろうか?」
恐怖と葛藤に悩まされることに・・・
この映画は中東問題の深刻さを描きながら、報復は報復しか呼ばないと言うことを訴えていたように思えた。
今も中東では戦火が止まない。
報復は報復を繰り返すのみである。
映像そのものが現代ではなく当時に製作された映画と思わせるような雰囲気で70年代のヨーロッパを演出しながらリアルに描かれてたと思う。
誰もが観て良かったと思う種類の映画ではなく興味や趣向によって感じ方が変わってくる映画に思えた。