楽天ブックスから届いたので昨夜「硫黄島からの手紙」を観た。
アメリカ人の監督さんが、日本人の立場で描いた戦争映画という事で何かしら日本で作った戦争映画とは面持ちが違っている。
俳優は日本人が演じてるんだけど台詞の感覚が違ってて、日本人の台詞じゃない感じの台詞がところどころに感じてしまう。
日本語なんだけどどことなくアメリカっぽい?
栗原中将も陽気でアメリカンぽく描かれてる感じがする。
内容的には、手紙がどんな気持ちでやり取りされてるか説明不足な感じがするし、硫黄島での戦闘の時間軸が解りにくく30数日に及ぶ激戦とは思えない。
祖国の家族を思い日本の最後の砦を守ろうとする気持ちや、死に行く直前の家族や恋人を思い宛てた最後の手紙の情けなさや哀れみはある程度は伝わってくる。
ただ、手紙というものにもっと踏み込んで硫黄島で戦った兵隊個々の家族、友人とのふれあいなどの日常を掘り下げてほしかった気がした。
死に行く者の手紙に託した気持ちの重み…
イマイチ伝わって来なかった気がする。