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17年目の乳房再建

17年目の乳房再建

乳房再建が決まるまで

手術が6月14日に決まるまで

平成3年3月  
乳癌手術 その際に同時再建をお願いしたが、当事の日赤では実績がなく出来ませんでした。

平成8年    
ノルバテックスを飲み終えるころ、主治医から 「乳房再建してみる?」との言葉
突然だったので対応できなかったが、考えるきっかけになりました。
次の診察で 再建してみようと思うと話をしたが、主治医からは「いろいろ調べたけれど 
今の状況ではあまり良い成果が出ていないように思うと」とのコメント。

平成17年6月 
娘の婚約が決まり急に再建のことを思い出す。
孫が出来たら一緒にお風呂に入りたい が大きな動機でした。
平成17年7月 
主治医の先生に そのことを告げ 紹介状を戴く
(私の主治医の先生はずっと一緒で父や母や主人も癌でお世話になっています)
平成17年8月 
紹介された 東海大へ
主治医曰く 自分の患者さんで綺麗に胸が再建できている人に聞いての紹介とのこと。
丁寧な診察で その日に写真から血液検査など 様々な説明をしてくださいました。 
ただし 腹筋を使った手術です。 しかも 2本とも使うというお話でした。
まだ 十分に勉強ができていなかった私ですが、11月の入院の予約をして帰りました。
「変更しても良いし、十分に考えてからどうぞ」 というお話と 丁寧なリスクの説明を含めて信頼に足る先生だったと思っています。
その後 娘の結婚の準備や仕事が忙しくなったこともあり、手術の延期をお願いしました。
その間に手術法をいろいろ勉強しました。
腹筋を使うことが不安だと感じることなど、素直に伝え、もう少し考えさせてください と手紙を書きました。「その後 十分に考えて娘さんが落ち着いたらまた相談に来てください」と丁寧なお手紙をいただきました。 感謝しています。 

平成18年3月 
娘が結婚。仕事も忙しく 充実した毎日ではありましたが時間がなかなか自由になりませんでした。
その間、いろいろ見てはいて、人工物での再建に気持ちは傾いていました。

平成19年1月  
ナグモクリニックへ 
通常の施術で再建が可能との判断。ただし、同時にする必要はなさそうだが 健側の吊り上げ手術が将来必要になるだろうとのこと。
即 入院の日取りと申し込みを勧められ 早ければ1週間後でも可能とのお話でした。
しかし、同時に予約を入れていたBSクリニックの診察が3月でないと取れなかったため
その日の手術の申し込みはやめて 3月の診察を聞いてからとお話しました。
ネットでの診察申し込みの為 費用は0円
手術を全て行うと おおよそ 140万という見積もりでした。(吊り上げも入れて)

平成19年3月  
BSクリニックへ
岩平先生は 私の胸を見て 左の右下の腫瘍でその周りの筋肉を少し削っていること、
放射線をかけていることについて 施術の難しさを説明してくださいました。
エキスパンダーを入れる手術のときに 背中の皮膚と筋肉を放射線の当たっている部分に移植する必要があるとのこと。 
そのままエキスパンダーを入れたら 破裂するというのです。
ただし その分は保険が効くので費用は少し安くなるとのこと。
背中に傷・・これが私はかなりひっかかりました。
それでなくても 左の背中は今もあまり感覚がはっきりとはしていません。
そこで、丁寧なカウンセリングをしていただいたのですが、
同じ移植するなら この余ったお腹を使って欲しいと申し出ました。
そこで 岩平先生から それなら 「慈恵医大の武石先生をご紹介しましょう。
一度 ちゃんと話を聞いてからでも 遅くは無いと思う」とご紹介状をいただきました。

その間、筋肉を使わない乳房再建を調べていて、横浜市大の佐竹先生には診察をお願いしたいと思っていました。
ただ BSクリニックは家から徒歩ですし、慈恵医大までも車なら15分もかかりません。
とにかく 慈恵でお話を伺ってからと思っていました。

平成19年4月 
慈恵へ
11時の予約でした。大学病院だから待つんだろうな・・と思っていたら、呼ばれたのは11時。驚きました。
優しく丁寧な口調でゆっくりお話を聞いてくださる先生に 一目ぼれとでも言うのでしょうか(笑) ただし 使える血管が生きているかどうかを確かめた上でということで、その場で5月30日の手術を予約。
その日のうちに CTから血液検査も済ませることが出来ました。

次の診察で、CTを確認してOK!
ただし 期待した脇の血管はリンパ攪清のためにゆがんでいて使えなさそうだとのこと
放射線がかかっているが 胸よりの血管は立派に生きてて使えるとのこと。
ただしCTに映る血管は動脈で静脈が生きているかどうかは確証がない。
もし 静脈が生きていなかったら 腹筋を使うことになるが その確率は1%程度と思ってほしいとのこと。
息子の資格試験の日程 先生の学会の日程 麻酔科の学会の日程などの調整で
手術日を 6月14日に延期

その後 横浜市大の佐竹先生が ご近所の北里でも診察を開始されたとのこと
もう一度診察を受けてからとも思いましたが
丁度 娘の妊娠がわかり 来年1月にはおばあちゃんになります。
今 予定通りに手術を行い 順調であれば 孫が生まれる頃には乳房再建が出来ています。
このまま予定通手術を受けることを決心しました。 


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