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カテゴリ:事業収益
昨日の日記の続きで、利益率が借入金利より高い良いのではないか?と話題提起しました。ではなぜ?この話題なのか・・・。財務では、「レバレッジ(てこ)効果」と読んでいるようです。レバレッジ効果は、いろいろな要素について認識されますが、とくに重要なのは資本調達において他人資本(借入金等)の調達が自己資本利益率に及ぼす影響度合いであります。他人資本(借入金等)の調達によって、自己資本利益率を高めることを言っています。また、『財務政策答申書』は、次の定義を下しています。
-------------------------------------------------------- <レバレッジ効果> レバレッジ効果は、他人資本の利用によって企業の収益性、とくに自己資本利益率を増大させることである。他人資本の利子率を超えて企業の総資本利益率が大きいとなるほど、他人資本の利用によって、自己資本利益率を拡大させることができる。 -------------------------------------------------------- まとめると次のレバレッジ効果を知ることができる。 1.他人資本利子率<総資本利益率のとき ・他人資本を増加させることによって、自己資本利益率を向上させることができる。 ・他人資本を減少させると、自己資本利益率が低下してしまう。 2.他人資本利子率>総資本利益率のとき ・他人資本を増加させると、自己資本利益率が低下してしまう。 ・他人資本を減少させることによって、自己資本利益率を向上させることができる。 増収を第1に考えられる企業も多々あるようですが借入を実行するほどの事業規模になられた場合、もしくは、事業計画書を策定する場合には、負債のもつ経営リスクへの影響度を考えなければ、気付いたときには、最悪のケースもありえるということを心がけてご判断いただければ幸いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.09.04 15:40:07
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