今日は、リスクファイナンスですね。リスクファイナンスの実施内容(手段の選択)は、移転→保有です。移転手段については、ここでみなさまがご利用されている損害保険の各商品が当てはまります。損害保険に加入することで、予想される損失を損害保険会社に移転することです。保険の加入には、損害が大きくなる場合に有効ですがコストパフォーマンスという観点では、損害が発生する確率が低く、加入をためらう場合もあります。しかし、今回の台風22号のケースにもあるように保険に無加入の場合、建物の修繕費用発生、無営業での売上損失、無営業での現金収入不足による借入金返済の不履行、不履行による銀行への格付け低下、格付け低下による信用力低下、信用力低下による融資不履行リスク、従業員への給料支出損失など考えられます。様々な状況を想定し、加入の必要があれば加入しなければならないはずです。無加入の場合、発生時の損失額が大きすぎれば、会社の存続すらありえないでしょう。某有名旅館も水が入り込み大変な状況であり営業のメドが立たないことテレビで拝見しました。被害に遭われた関係者の方々には、すみやかなるご復興をひたすらお祈り申しあげます。
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Last updated
2004.10.12 22:01:09
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