気持ち新たに
気持ち新たに 皆様、おはようございます。つい先日、2月2日に娘の誕生日を迎えました。昨年、一緒に祝えなかった主人が日本から日程を調整して、スラバヤに来て一緒に過ごすことが出来ました。私や娘より、主人が一番嬉しかったのではないかと感じています。 思い返せば、平成19年に癌が発覚して、それは、それは計り知れない程の精神的な苦しみが始まり、それまでの生活スタイルは一変し、主人にも子供にも辛い思いをさせたと思います。当時、3歳と2歳だったキィクンとゆったんが、キィクン9歳、そして今月の誕生日でゆったんが8歳となりました。 こんなに小さかったこの子たちを、当時は、「あぁ~残して死ななければいけない」「あぁ~小学校に入ったこの子たちはどうなっているんだろう?」とめどもなく涙だけ溢れ、自分の人生を嘆き、悲しみ、とことんついてない女だと人生を恨み、人も恨み、、、当時は、それしかなかった。。それでも、術後の私は残り少ない人生をどう生きて行くか真剣に悩み、夫婦で相談し、一歩ずつ歩こうと決意した。私たち夫婦にとって、一日が一年のつもりで生きようと決めた。 半年に及ぶ入院を経て、子供達と頑張って行った小岩井農場。体重も33キロほどしか戻っていなくて、ふ~らふら。でも、本当に繋ぐ子供たちの手と、浴びる太陽、交わす言葉、子供たちの笑顔全てが失くしたくないと思いました。本当に頑張らないとと。 人生とは、不思議なものです。当時の、癌患者仲間が次々と旅立った後、気が付けば、私の体重も増え、そして、家族と過ごしている時間も1年を越え、神様は、まだ私を見捨てていないんだと。。。自分の人生はまだまだ可能性が、あるのだと。 苦しみの向こうに、自分の知らない道がちゃんとありました。もがいた先に、ちゃんと綱がありました。それをつたって来たら、小さいあの時の子供たちの手が、成長し、今、まだ握れています。 最低だと思っていた、自分の人生を、今、少しずつ良いものだと感じています。感謝しています。 思い新たに、何が起こるかわからない人生に、笑って、進んで生きたいと思います。 ゆったん、誕生日おめでとう。 来年も、手を握りお祝いしようね。再来年も。その次の歳も。ずっと。 ママ、頑張るよ。