カテゴリ:ナニワ・カラーキット
ナニワ・カラーキット実践編、その2
今回も用具についてだが、今回は特に現像専用でなくても、その辺の100円ショップ等で入手できる物について紹介する。 1)貯蔵ビン 市販の貯蔵ビンは遮光のために茶色や黒色のプラスチック製になっているが、現像液に関しては光による劣化の影響は無いと思われる。むしろナニワカラーの場合は、空気中の酸素による酸化の影響が大きい。 は現像液のベストな貯蔵ビンは500ccのペットボトルであるり愛用している。(私は液の劣化を防ぐためにも現像液を500cc分作って、限界が来たら次の500cc分を作るようにしている) 特に発色現像液は調合した瞬間から空気に触れる事による劣化が始まる。保管時にはペットボトルの口一杯まで現像液を入れ、ボトルを押して中の空気を抜いてできるだけボトル内に空気が残らないようにして保管する。 また、カラー現像液は使用するごとに液が濁ってくるが、透明のペットボトルだと液の濁り具合が確認できるので便利でもあるし、なにより廃物利用によるコストメリットも大きい。 私はカラー現像液に限らず、モノクロの停止液、定着液、水切り剤などをペットボトルで保管している。1000cc用の薬液は2本に分けるようにしている。 2)メスカップ 100円ショップで売っている500cc用のもので充分である。1000cc量る必要がある場合は、2回使うようにしている。 3)作業用のボトル 現像用品としてビーカーがあるが、100円ショップで買った、麦茶などを冷やすボトル状のものを使用している。 これは温まった薬液をペットボトルから一時的に入れておいて、現像タンクに注ぎやすくするためである。また、処理後にタンクからの薬液を受けるのにも使用する。 麦茶用の容器は注ぎ口が尖っているので、作業がしやすい。 このボトルとメスカップは現像用と定着用で2つずつ必要。 4)汎用のバケツ バケツと呼んでいいのかどうか。100円ショップでコミック本の整理用として売られているプラスチックの容器である。 これにお湯を入れて現像液の調温に使ったり、フィルムの水洗に使ったりしている。 幅と奥行きはペットボトルが2本入り、高さがステンレスタンクの口ぐらいで丁度良いものである。 5)ツッパリ棒とハンガー 私の場合はフィルム現像から乾燥まで風呂場で行うので、風呂場の幅に丁度良い突っ張り棒を張り、そこにクリーニング屋で貰える針金のハンガー掛け、フィルムクリップをぶら下げている。 大体、前回と今回の品物を揃えればカラーフィルムの現像はできる。特に今回紹介した物はいずれも専用のものでなく、代替品で充分使えるので身の回りを探せばもっと便利なものが見つかるかと思う。 ![]() 写真奥が汎用バケツ、手前はペットボトルとメスカップ、作業用のボトル お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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