カテゴリ:チェコのカメラ
現像が進まない代わりと言っては何だが・・・私が実際に使ってみて気に入ったり、面白かったクラシック・カメラを紹介していきたい。
第1回目は、色んな意味で手の掛かったOpemaI型とII型である。 以前「オペマ兄弟」として紹介した2機種であるが、写りの点であまり良い評価は受けていないみたいであるが、私的には時にソフトに、時にシャープに描写するレンズが面白いと感じた。 ![]() (↑OpemaI) ![]() (↑OpemaII) ロシアンレンズはちょっとした陽の光の影響でフレアが出たりするが、Opemaのレンズは逆光にも強く、シャープに輪郭を描いてくれる。 また軽くソフトなシャッター動作は、多少のスローシャッターではブレないメリットもある。 ただ扱いにくい点として、フィルムのフォーマットが一般的な横35ミリではなく、32ミリである所。これはフィルムスキャナ泣かせである。 また、フィルム送りの調子が悪く、二重露光が頻発したのも痛かった。 ![]() ただしこれはメカの問題ではなく、付属していたフィルムを巻き取るスプールが純正のものではなく、少々寸足らずであったためと判明した。 試しにスプールの上に適当なスペーサ(私はフィルムパトローネを分解し、上下の蓋を使用)をかましてやれば、問題なくフィルム送りができることが確認できた。 独特のシャッター音や手になじむサイズなど、愛すべき点も多かったカメラであったが、スキャンの辛さに負け、結局手放してしまった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jul 1, 2007 10:58:36 PM
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