テーマ:鉄道(23694)
カテゴリ:旅鉄・西日本
(前回からの続き)
長門市発の益田行きは15:39発。連絡は3分しかない。 物資を買い足す余裕もなく、一目散に橋を渡って迎のホームへ。 ![]() 待っていたのはキハ120の一両編成。ロングシートの座席はほぼ満杯であるが、走った甲斐あって席を確保できた。 日差しが強いためか窓には全てカーテンが引かれている。景色は乗降口のわずかな窓と後方運転席からの真後ろからしか窺えない。 老若男女、子供連れや若いカップル、妙齢のご夫婦と乗客の顔ぶれもいつになく多彩である。 17:26、1時間足らずで益田に着いたが長く感じられた。 次の列車まで1時間ほどあるので駅周辺を散策しようと思い駅前の大通りに出るが、特に目ぼしいものはなく、10分ほどで駅に引き返す。 キオスクを物色するも、駅弁は売り切れ。漬物、干物の類はあるが心引かれるものではない。 30分ほど駅を出たり入ったりして時間を潰す。 発車20分前、ようやく意を決してキオスクでビール大小を調達。 暑いので列車に乗るギリギリに冷たい飲み物を買って、ぬるくなるのを少しでも遅らせようという我ながらみみっちい作戦である。 18時過ぎに山口行きキハ40が入線。 ![]() 車内はガラガラ、楽勝でボックスシートを確保できた。 と、車内アナウンス・・・ 「特急列車が大雨のため遅れているため、この列車も10分ほど遅れて発車する予定です」 えぇぇ? 18:24発のこの列車は山口駅で新山口行きにわずか1分の接続なのである。 というか、もし山口に辿り着く前に大雨で立ち往生てなことにでもなったら、今日中に福岡に戻る計画が・・・ 予告通り10分ほど遅れて対面ホームに特急スーパーおきが到着、と思ったらこっちも発車。 あれ、特急と連絡してたんじゃなかったの??? とりあえずビールの栓を開け、今日中に戻れることを願いつつ乾杯。 ![]() 駅弁代わりに買った「しまねの和牛せんべい」をポリポリ。 皆の不安を乗せた2554D山口行きディーゼルカーは快調に飛ばす。 駅に到着する度に時計と時刻表を見比べると、最初のうちは時刻表と実際の着時間は10分ほどの開きであったが、徐々にその差が縮んでいることが分かった。 津和野あたりで7~8分くらいの遅れが、三谷あたりで半分位。終点山口にはほぼ定刻の到着であった。 実は「定刻発車」という本で日本の鉄道が如何にダイヤに忠実であるか、また遅れた際にはどのように回復するか、ということを読んでいたのだが、みるみる遅れを取り戻す様を目の当たりにすると、正に感動ものである。 20:12山口発に無事連絡し、20:34新山口着。 ![]() 新山口の旧駅名「小郡」のレトロ看板がお出迎え。 ここから宇部線へ乗ることも考えたが、山口県の残り路線は後日じっくり乗り潰すことにして山陽本線に乗り継ぐ。 20:44新山口発の山陽本線下り電車は21:49下関着。 ちなみに一つ手前の幡生は、今や日本一長い路線となった山陰本線の終着駅である。始発は京都。そういえば1ヶ月前、山陰本線反対側の福知山~京都間に乗ったのである。全線制覇できるのはいつのことか・・・ 22:02下関発の柳ヶ浦行は22:18無事小倉に到着。 予定通り、福岡に戻ってくることができた。 ![]() ![]() 定刻発車 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Aug 26, 2008 12:39:03 AM
コメント(0) | コメントを書く
[旅鉄・西日本] カテゴリの最新記事
|