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吉田松陰は、『幽囚録』の中で、次のような事を書いています。「私は、密航
を企て失敗した事を少しも悔やんでいない。むしろ何も行動せず空論に走り、 ただ声高に論じているだけの人間と一緒に考えられるとすれば、それこそが残念 な事だ」松陰は、こうした堂々たる気概をその後も失う事は無かったと言います。 ? 何かに窮した時に、そこで動きを止めてしまうこと、思いあぐねて立ち止まってしま う事は、ビジネスマンにとってもっとも避けたい事です。それでは、何の進展もあり ません。ともかく「前に一歩踏み出す」事を考えるべきです。一見すると闇雲のよ うでも、その闇雲の中の一歩から、きっと先が見えるようになると思います。 ? 『荀子』も次のように教えています。「聞かざるはこれを聞くにしかず、これを聞くは これを見るにしかず、これを見るはこれを知るにしかず、これを知るはこれを行うに しかず。学はこれを行うに至りて止む。行なわば明らかなり」(儒効篇) ? 「百聞は一見にしかず」に通じる教えでもありますが、ともかくわからなくなったら、何 か具体的な行動を自ら起こす事です。そこから思わぬ「風穴」が開くものだと言えます。 ? 例えば、ある顧客に一生懸命働きかけてもいい返事がなかなか貰えません。何度も 繰り返してもまたダメだったとしましょう。しかし、そこで諦めてしまったら、その顧客は永 遠に「ウン」とは言ってくれないでしょう。「自分の対応のどこが悪かったのか」「商品知 識がまだ乏しかったからなのか」などと、行動をチェックしながら、相手とのアプローチを 多角的に考え、タイミングを見ながら常に働きかけるべきだと思うのです。まず一歩です! ? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.02.22 18:31:17
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